御前原石立命神社
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   【延喜式神名帳】御前社「原」石立命神社 大和国 添上郡鎮座

   【現社名】御前原石立命神社
   【住所】奈良県奈良市古市町294
       北緯34度39分24秒,東経135度50分26秒
   【祭神】御前原石立命 (合祀)崇道天皇 天兒屋根命
       近世祭神不詳
       原石立尊 明治7年(1874)式社調書
       三神御前 素盞鳴命の御子八王子の三女神−東市村志

   【例祭】10月10日 氏神例祭
   【社格】
   【由緒】不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】古くは山の神の磐座が想定される
   【祭祀】江戸時代は「御前社」と称す
   【社殿】西面する中央の「御前原石立神社」は春日造
       本殿の右やゝ奥にずれて「崇道天王」、左に「春日明神」。いづれも春日造
       この三殿が一段高い石組壇上に建ち、鳥居、石柵で囲まれている
       割拝殿

   【境内社】巽の明神・五社明神・竜王・西の宮

社名は「御前社石立命神社」・「御前社原石立命神社」の2説あり。
本社は三殿あり、主神・御前原石立命を中央に、向かって右は御霊神社で崇道天皇(早良親王)を祀り、左は春日神社で天児屋根命を祀っている。
近世祭神不詳。山神・御前社と称す。こんもりとした叢林あり、古は社前が古市の集落であった。古くは磐座を中心とする「山の神」として、古市の入々の崇敬を集めてきた。
地元に伝わる次の伝説は山神の性格を秘めている。「古市ではそら豆を作らない。作つても実らない。それは、古市の神さんは炒つていたそら豆が裂れて、片目をつぶしたからだ。」


延喜式内社

主祭神:御前原石立命
       古市町の鎮守の神として祭る
       境内社
       御霊神社  祭神:崇道天皇(早良親王)
       春日神社  祭神:天児屋根命
       五社明神社 祭神:天忍穂耳命
                天忍日命
                天津彦根命
                活津彦根命
                熊野久須毘命
       竜王神社  祭神:高おかみ神
       巽神社   祭神:辰巳明神
       西之宮神社 祭神:大国主命
                猿田彦命
                八重事代主命
       三寶荒神社 祭神:奥津彦命
                奥津姫命
                火産霊命
       境外社
       厳島神社  祭神:市杵島姫命

社頭掲示板



御前原石立命神社

近鉄奈良駅発バス山村町行きで東市小学校前下車、西へ約100m。古市町の中央部、古市城跡西に鎮座する。祭神御前原石立命、『大和志』神廟に「御前社原石立命神社在古市村」として、『延喜式』神名帳登載の式内社としている。
本社は三殿あり、主神を中央に右殿は御霊神社で崇道天皇と早良親王を祀り、左殿は春日神社で天児屋根命を祀る。『式内社調査報告』で大東延和氏は灯籠銘の「山神之御前」や神社名の「石立」から磐座を中心とする山の神を本来古市地方人が当社祭神として崇敬、平安末に入ってから春日神社との関係が生まれたのでないかといわれている。
他の境内社として五社明神(天忍穂耳命・天津彦根命・活津彦根命外二神)、竜王神社(高オカミ神)・西宮神社(八重事代主命・猿田彦命・大国主命)・辰巳神社(辰巳大明神)・三宝荒神(火産霊神)が鎮座する。

奈良県史



御前社ノ原石立命神社

御前社は美佐岐乃毛里、」原石立は波良伊波多知と訓べし、〇祭神明か也○古市村に在す(大和志)三神御前社と称す
諸社根元記云、春日末社御前社、」秘釈云、添上郡原石立命、

神社覈録



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