春日神社
かすがじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】春日神社 大和国 添上郡鎮座

   【現社名】春日神社
   【住所】奈良県山辺郡山添村春日469
       北緯34度40分45秒,東経136度3分0秒
   【祭神】齋主神 (合祀)武甕槌命 經津主命 大比賣命
   【例祭】12月申の日 春日祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】由緒不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿
       拝殿

   【境内社】

春日大社の神々が神護景雲2年(706)6月21日に鹿島を立ち、伊賀・壬生野・布引村・比奈知・薦生を経てこの地に一泊されたと伝えられている。
中世には藤原氏の藤井庄と言われ春日大社祭神を勧請した。


春日神社

春日神社の本殿は一間春日造り、桧皮葺きの社殿で境内の北端に南面して建てられています。永禄4年  (1561年)からの数多くの棟札が残されており、現在の建物は寛永10年(1633年)、江戸時  代前期と考えられています。本殿身舎の組み物の形式は、あまり類例がない珍しいものです。
 毎年12月の申の日には能が奉納され、境内は雅な雰囲気に包まれます。

山添村



山添春日神社

口碑や伝承によると、「春日さんは名張から来られた」とか「薦生から来られた」と言われている。
 このことは、『波多野村史』に、『伊勢考』を引き「神護景雲元年6月21日 鹿島を立って伊勢地に至り、壬生野の里中山を越え、酒解の御厨にやすらう、北山村の宮地に遷座、阿保の大村社に滞し、夏目に遷し、同年12月7日薦生の中山に宮居し、明年正月9日大和国安部山に遷座し、11月9日三笠山に垂迹」や、伊賀、伊勢、志摩三国地誌による鹿島の武甕槌命の遷座の道順が「壬生野(伊賀町)―布引村(大山田村)―勝地(阿保山町)―比々岐神社―大村神社(阿保山町阿保)―霧生(同村)―比奈地―夏見積田神社―名張宇留布志根神社―薦生中山神社―波多春日―波多上津―添上郡田原村」からも先の伝えを伺うことができる。
また『山辺郡誌』下巻に「式内村社 春日神社祭神 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、大比売命大字エオンに座す 社地東西二十五間三尺、南北六十六間三尺六寸なり。『大和志』に春日村十三村の民相共に祭祀に預る式載せて添上郡にあり。『大和名所図会』に春日村にあり 神名帳出十三村の氏神なりと 即此例祭は九月二十四日にして 十三ヶ村の郷社たりしが 明治の初年村社となる 末社あり天忍雲根命、猿田彦命を祀る」と当社の由緒が見られる。
 例祭は古く『山辺郡志』に9月24日と記されているが、現在は12月の申の日をあてている。また、例祭には山添村無形文化財指定の菅生春楽社による金春流の能楽が奉納されるなど盛儀になっているほか20年ごとの式年造替の制がある。
 最古の棟札としては永禄4年(1561)のものが現存している。

全国春日連合会



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