和爾下神社
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   【延喜式神名帳】和爾下神社二座 大和国 添上郡鎮座

   【現社名】和爾下神社
   【住所】奈良県大和郡山市横田町23
       北緯34度37分11秒,東経135度48分27秒
   【祭神】素盞嗚尊 大己貴命 櫛稻田姫命
   【例祭】7月7日 祇園祭 9月12日 例祭
   【社格】旧村社
   【由緒】

   【関係氏族】櫟比氏
   【鎮座地】2座を櫟本と別社に分けて祀るか。あるいは櫟本の御旅所とする

   【祭祀対象】櫟比氏の氏祖
   【祭祀】「治道宮」「午頭大宮」「下治道社」と称す
   【社殿】本殿流造 屋根銅板葺
       拝殿・神楽所・社務所

   【境内社】春日若宮社・金比羅宮・天照皇大神宮・春日大明神
       八幡神社・住吉・白山・諏訪・恵美須・貴船


今、和爾下神社は東西二社にわかれて鎮座するが(天理市櫟本町・大和郡山市横田町)、延喜式編纂当時から二社だったのかどうかは不明。
里中、平地の神社。叢林有り。
横田の地は、下池遺跡によつて知られる如く彌生式の文化の遺跡として知られ、高橋川(高瀬川)と和爾町より西流する和爾川(和珥川)の合流するところで、和爾・小野・柿本臣などと同族の壱比韋臣(櫟比)の根処地であつた。
早くこの二川合流の地に祖神和爾下神社を祭祀したものと思われる。
より厳密に言えば、櫟本町の神社は境内の廃柿本寺の存在よりみて和爾氏の同族柿本氏の祖、横田町の神社は櫟比氏の祖神を祭祀したものとみてよい。



和爾下神社

延喜式内郷社 和爾下神社
語祭神 素盞嗚尊 大己貴命 櫛稻田姫命 横田物部命
例祭日 本祭日 9月13日
      宵宮  9月12日
      夏祭  7月7日
語神徳 農耕、学芸の神。一件に真心こめて祈願すれば叶えてくださる
伝承 この森は下治道宮といいまほろば歴史神話と聞くが古代6世紀ごろ横田物部の旧墳の丘に和爾下の御社を安置されたと古人の言い伝えに聞く。
尚この神社の崇敬者は京都の南山城方面より祝園一帯と大和は添上山辺西部と広範囲におよぶ氏子崇敬者と聞く。
神徳の高い神様として信仰が厚かりしと聞く。

社頭掲示板



和爾下神社

奈良盆地の中央を東西に結ぶ古道の竜田道に面し、高瀬川の南岸に鎮座するが、近世までは添上郡に属していた。祭神は素戔嗚命・大己貴命・稲田姫命で旧指定村社。『大和志』添上郡紳廟に「和邇下神社二座 一座在櫟本村 号曰上治道ノ天王 近隣五村共ニ預祭祀、一座ハ在横田村 号曰下治道天王 十一村共預祭祀」とあって『延喜式』神名帳に登載された式内社和邇下神社二座の一座にあてている。横田郷の郷社で、下治道宮ともいう。古代和邇氏の勢力圏と関連する現京都府相楽郡精華町まで氏子が拡がっていたという。
7月7日が祇園祭、9月13日が例祭日。本殿は流造二間社銅板葺。東方に春日若宮社・金比羅宮・天照皇大神宮・春日大明神、西方に八幡神社・住吉・白山・諏訪・恵美須・貴船の諸社がある。

社頭掲示板



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