往古、小島トメという老巫女が、この浜で金色の鱗をした蛇を見つけた。「その時、海が黄金色に光り、一緒に磯をしてゐた人たちは驚いて逃げたが、巫女であるトメは恐れず騒がず、もつと小さく軽くなつてくださいと頼んだところ、忽ち小さくなつたので、シヨゥケ(竹で編んだ容器、抓籠)で掬ひ上げた。それが御神体として祭られてゐる。その時神様を掬つたシヨゥケも秘宝として存在する。」とある。 「式内社調査報告」は「琴崎大明神を胡禄御子神社とすべきなのに、これを胡禄神社として、郷ノ浦にあつた不明の祠を、胡禄御子神社としたことである。」と記している。 |
胡禄御子神社 正月元旦の祭典や厄払い。また旧暦10 月の神無月には、御出船(旧暦9月29日)、 御入船(旧暦10月30日)と言われる行事 があり、御入船の翌日(旧暦の11月1日)に 祭典が行われている。 琴崎神社と並んで、地区の重要な神社 として崇められている。 3つの郷づくり - 対馬市 |