伊奈久比神社
いなくひじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】伊奈久比神社 対馬島 上県郡鎮座

   【現社名】伊奈久比神社
   【住所】長崎県対馬市上県町伊奈330
       北緯34度33分33秒、東経129度19分5秒
   【祭神】大歳神
   【例祭】8月25日 秋季例祭
   【社格】旧村社
   【由緒】由緒不詳
       明治7年村社

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「ほのむね明神」「穂宗神社」と称していた
   【社殿】本殿
       拝殿

   【境内社】

対馬での稲作の起源説話を持つ神社である。
神社明細帳に「上古海神神社を伊豆山に祭る時、白鶴稻穂を含み空より來て榎田に落す。里人取て榎田に植て御饌とし、榎田を以て神田とす。故に伊奈と名く。榎田は志多留に在り、鶴の穗を落せし所は伊奈の原也。其の所を穗流川といふ。古跡今に存す。古は大伊奈と云。大歳神を祭る。」とある。
当社には全く論社がない。
伊奈は中世の頃は伊奈郡の中心。1274年の文永の役では、伊奈浜で壮絶な戦いがあったという。
中世衰微し、当地の西にあり、熊野権現と称された志多留能理刀神社の末社になり、祭祀も志多留能理刀神社の方が盛んになった時期もあったという。


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