小鹿と、峰町志多賀の境界に(当社の南西)、その名も神山(標高344m)とよばれる不入の霊山があり、『対州神社誌』には、この神山の山中に「本山大明神」「かなご」「かなぐら」「北山大明神」等の神所が記され、山麓に「那祖師」が祭られている。このなかで、「かなご」は「神体社等無之。由緒不知」と記されている。社殿のない磐境であつた。「かなご」は「神子」であろう。 山麓小鹿と志多賀の二カ所に「那祖師」があり、後「那祖師」に合祀され、改称したものと思われる。 |
対馬神社誌 古は字三浦鎮座の神社にて即ち三浦大明神本山神社と崇尊奉る。神籬磐境の古社なり。右神山には村民懼れてみだりに立ちいるを禁ず。 毎年1月24日を祭日として神籬磐境を村民遙拝すと雖も祭日必ず風波の災あり。且つは神託あるに依り字中原に社殿を建立して勧請す。 社頭掲示板 |