当初は高野内に鎮座した。高野内は室津川が、急に北から西南に流れを変える処で、このデルタ地帯は台風のたびに氾濫して、祭祀に不便なので、現在の小高い山の上に移したものと思われる。 |
室津神社 (室戸市指定史跡) 延長5年(927)に編集された延喜式神名帳に記載されている土佐二十一社の一社で、安芸郡三社の一社である。 天の神とも天津大明神とも呼ばれる天津彦根命を祀り、室戸地方では最も古い神社である。 「続日本記」の称徳天皇、神護景雲元年(七六七年)夏六月の条に土佐国安芸郡小領凡直伊賀麻呂が奈良西大寺に、稲二万束と牛六十頭を献上した記録がある 室戸市教育委員会 社頭掲示板 |
室津神社 室律神社は延喜式の式社の一で此の頃この地方では天の神と呼ぶ室戸町の西北約十五町餘、室津川の中流に沿ひて小高い山の上にある。その祭神は天津彦根命で天津社と稱す、稱コ天皇の神護景雲年間の安藝の小領たりし凡直伊賀麻呂が其祖神として茲に祭りしもので由來頗る舊い、伊賀麿は孝謙天皇神議景雲元年夏6月庚子に稻ニ萬束牛六十頭を西大寺に献じ外從五位上に昇叙せらるる旨續日本紀に見ゆ、康永3年金剛頂寺公文賢覺に記する所の寺領知實檢帳には雨津社とし天正中秦元親地檢帳には天津社としてある、天津は室津の轉語であるとの説が有カである。 四国の観光 |