めふじんじゃ
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垂仁天皇の９０年春２月朔日、田道間守（たじまもり）勅を奉じて常世国に渡航し、不老不死の香菓たる橘を得、景行天皇元年３月１２日萬里蹈浪つつがなく帰国した報賽の為田神山（一名屋船山）に神籬を設けて奉祀したのを創始とする。 |
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売布神社 往古女布谷奥の屋船谷田神山に奉祀されていた。田神山は垂仁天皇９０年但馬の国造、田道間守が勅を奉じ、不老不死の香菓の実を求め、景行天皇元年に帰国。神籬をもうけ礼典をされた所で、これがこの社の創始であるという。その後本社は現在の地境外に移されたが、文安４年（１４４７年）現在の境内に社殿をを移した。明治６年村社に列せられている。 注「神籬」＝祭壇 社頭掲示板 |
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売布神社 売布神社本殿 一棟 （京都府指定文化財） 京丹後市網野町木津小字女布谷 本殿 （一棟）一間社流造、こけら葺 附 棟札 二枚 造立寛文九己酉年三月朔日の記があるもの 家祢替天明四年辰三月吉日の記があるもの 銘板 一枚 家祢替天明四年辰三月吉日の記がある 建立年代 寛文９年（１６６９） 売布神社は、『延喜式神名帳』に記されている竹野郡十四座のうちの小社で、祭神は豊宇賀能咩命を祀り、素戔鳴尊を合祀しています。近世以前は木津庄十三ケ村の氏神でしたが、現在はそのうちの下和田区の氏子によって護り伝えられています。境内には、本殿の左右に稲荷神社や八幡神社などの小社が祀られています。 本殿は一間社流造、こけら葺建物で、身舎は内々陣・内陣・外陣の三室に分けられています。寛文９年（１６６９）３月１日に宮津の大工一宮與次兵衛尉・桐村権兵衛尉・松本徳右衛門達によって建てられたことが、棟札によりわかっています。このほかにも本殿に関する銘板として、天明４年（１７８４）屋根葺替えの棟札一枚と銘文一枚があります。 丹後地方における１７世紀後期の神社本殿は建物を装飾化する傾向がみられますが、この本殿は装飾的要素が少なく、木太い古風な建物を言え、装飾化が進む以前の神社本殿の様子が伺えます。棟札により造営年代・造営大工等も明らかであり、丹後地方における１７世紀中期の神社本殿として極めて貴重なものです。 社頭掲示板 |
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売布神社 売布神社 村社 字女布谷鎮座 （延喜式） 売布神社 （丹後旧事記） 売布神社 延喜式並小社 木津上野村下和田 祭神 豊宇賀咩命 合神 牛頭天王 （丹哥府志） 下和田村女布谷と云ふ處にあり祭８月１５日 （本社記録） 本社は垂仁天皇の９０年春２月朔日、田道間守勅を奉じて常世国に渡航し、不老不死の香菓たる橘を得 景行天皇元年３月１２日萬里踏浪無恙帰国せし報賽の為め 田神山（一名屋船山）に神籬を設けて礼典を挙けられしより、此の地に奉祀せしを以て創始とす（因曰、田神は田道に国音近く、屋船は香菓搭載の義に因る） 後一度び小字売布谷（今の売布神社境外官林の頂上）に移られ、文安４年８月現今の境内に社殿を建立して移祀せり 尚ほ素戔嗚尊は正安２年庄内に疫病流行せしより之が疫鎮の神として、京都祇園社より勧請し相殿と奉祀せるに始まる、 明治６年２月村社に列せられ、仝４３年４月１２日神饌幣帛料を供進し得べき社に指定せらる 境内神社 稲荷神社 祭神 宇賀魂命 火産霊命 興津彦命 興津姫命 外二命不詳 八幡神社 祭神 誉田別命 久々能知之命 五十猛命 其他不詳 元細谷社 元大森社 元大宮売社之儀 竹野郡誌 |
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売布神社 賣布（めふ）神社(式内) 木津字下和田 祭神 豊宇賀能咩命 合神 牛頭天王(素戔嗚命)(祇園社) 由緒-本社記録- 本社は垂仁天皇の９０年春２月朔日、田道間守勅を奉じて當世国に渡航し、不老不死の香菓たる橘を得、景行天皇元年３月１２日萬里踏浪無恙帰国せし報賽の為田神山(一名屋船山)に神籬を設けて礼典を挙げられしより、此の地に奉祀せしを以て創始とす。…後略… 後一度び小字賣布谷に移られ、文安４年（１４４７）８月現今の境内に社殿を建立して移祀せり。 尚ほ素戔鳴命は正安２年（１３００）庄内に疫病流行せしより之が疫鎮の神として、京都祇園社より勧請し相殿と奉祀せるに始まる。（『木津村誌』） 明治６年（１８７３）２月村社に列せられ、同４３年４月１２日神饌幣帛料を供進し得べき社に指定せらる。（『竹野郡誌』式内社調査報告第１８巻） （補） 峰山町吉原の「稲代神社」合神の祇園社は木津の賣布神社から勧請した。（「中郡誌稿」） ○境内神社 稲荷神社 祭神 宇賀魂命 ほか五神 八幡神社 祭神 誉田別命 ほか、元細谷社・大森社・大宮売社その他当社へ合祀。 網野町誌 |
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