かつては温江字虫本の大虫神社とともに大江山中腹の池ケ成に鎮座し、「虫宮」と呼ばれていた。 |
小虫神社 桑飼村字温江小字小森谷、村社、祭神少産名命、火産霊命、大山祇命の三柱なり、延喜式内名神大に列し元大江山池ケ成にありしを中世今の地に遷すと。明治6年村社に列せられ10年村社廣垣神社無格社鬼人見神社を含殿に合併し12年社殿再建、氏子70戸境内末社若宮、小森、猫宮あり。外に百合に愛宕、秋葉、疋田稻荷、尾上に新井稻荷虫本に稻荷、粟谷に湯船、湯之谷に巣狩等あり皆無格社なり。 与謝郡誌 |
小虫神社 小虫神社 温江小字小森谷 少彦名命、火産霊命、大山舐命を祭る。 延喜式の明神大社で大虫神社と同じく、もと大江山の池ケ成の地に鎮座していたが、中世室町期に大虫神社と同じ頃現在地に移されたと伝えている。 この主神少彦名命は、大己貴命と共に出雲地方の国土開発に尽くし、また、まじないをよくし、医薬の祖神ともいわれている。また、余社の国造の神であり、温泉の守護神ともいわれる。 境内に猫宮社、小森社がある。 加悦町誌 |