浦宮神社
うらみやじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】宇良神社 丹後国 与謝郡鎮座

   【現社名】浦宮神社
   【住所】京都府宮津市中津宮ノ谷62
       北緯35度33分21秒  東経135度14分5秒
   【祭神】少童命
   【例祭】10月13日 秋季例大祭
   【社格】旧村社
   【由緒】由緒不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿
       拝殿・籠堂・倉庫

   【境内社】

集落の奥、山裾に鎮座している。


浦宮神社

祭神は少童命(海神ワタツミノミコト)、創祗年代は不詳。古くは波穏やかな栗田湾に面した中津浜に鎮座していたが、文化元年(1804)に山裾に遷座した。現在の社殿は比較的新しく、昭和10年前後のものらしい。この湾に面して、上司の住吉神社、中津の浦宮神社、そして小田宿野の久理陀神社があり、すべて海の神を祀っている。太古の昔から船を使って鉄や玉の交易をやっていたのかもしれない。
 勾配のきつい石段を上る。本殿に見栄えのする彫り物がしつらえられている。中央向拝に左上方を睨む竜がいる。舌がピンと上に立ち、目の後ろが赤く塗られている。いらかも力強い。ただ銅線の髭が無いのと、宝珠が外を向かずに上を向いている。木鼻の唐獅子と象は大きな造りで、迫力があって美しい。手挟みには松と躍動的な鷹が目に入る。物資統制がきつくなり、素材が欅から檜になった時代の9代目中井権次橘貞胤の力作である。

丹波新聞2016年12月08日



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