本殿西隣の石段を登った尾根の頂きに旧社地がある。 |
久理陀神社 栗田半島東側の字小田宿野小字中ノ谷に所在する久理陀神社と字上司小字蟹ヶ杜かにがもりに所在する住吉神社に比定する二説がある。 久理陀神社は、現在地には昭和62年(1987)に移転したもので、旧社地は少し東にあり、跡地を示す石碑が建立されている。さらにそれ以前にも何回か社地は移動している。この久理陀神社は、以前は日比大明神、日比宮と呼ばれていた。現在の社殿は、寛政3年(1791)の建立である。 住吉神社は、栗田湾に面した海岸に鳥居が立ち、そこから参道が本殿へと延びている。現在の本殿は、天保15年の建立である。 宮津市史 |
久理陀神社 同村同字横浜無格社久理陀神社、祭神木花咲耶姫、宮津府志には延喜式内久理陀神社、栗田郷宿野にありと為し、丹哥府志小田村の条に栗田大明神と掲げ久理陀神社を今の住吉神社に比定す。然るに丹後國式社證実考には医王山成願寺と共に中古並び栄えたりとて久理陀神社を小田宿野村に考定し住吉神社にあらずと為す、当社明治2年同4年住吉神社と争論済口の證書及び同32年鑑定書を所蔵す。 与謝郡誌 |