道相神社
どうそじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】神野神社 丹波国 桑田郡鎮座

   【現社名】道相神社
   【住所】京都府南丹市美山町宮脇ヒノ谷43-1
       北緯35度15分9秒  東経135度33分47秒
   【祭神】神武天皇
   【例祭】10月9日 例祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】崇神天皇御丹波道主命が創設
       延長7年(929)道相神社と改名
       明治35年造営
       大正2年は郷社

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【参考facebook】 道相神社
   【社殿】本殿
       拝殿・神饌所・門・手水舎

   【境内社】

第10代崇神天皇御宇に四道将軍の一人としてこの丹波地方に遣わされた丹波道主命がこの地方開発のためここ宮脇の地に野々宮御所を創建されたのが起源とされている。


由緒

当神社は伝承古文書によりその由来が明らかにされ近郷最古の歴史を持つとされている。又本殿破風には菊の御紋章を奉戴しその尊厳を弥が上にも崇め産土の神々を御祭神とし古代よりこの地方の総氏神として崇拝されて来た御社である。
抑当神社の由来は第10代崇神天皇御宇<前97年〜前30年>に四道将軍の一人としてこの丹波地方に遣わされた丹波道主命がこの地方開発のためここ宮脇の地に野々宮御所を創建されたのが起源とされている。爾来二千年、時代の変遷と共に御社名も野々宮、道主一ノ宮大明神、軽野神社そうして延長7年<929年>に道相神社と改名したとされている。今の社殿は文政5年、野々村三十三ケ村[大野、河谷、岩江戸、向山、樫原、小渕、萱野、肱谷、音海、小笹尾、嶌、宮脇、原、市場、和泉、棚田、板橋、下吉田、上司、沢田、中、大内、安掛、上久保、下平屋、上平屋、野添、深見、長尾、荒倉、砂木、栃原、棚、今宮、亦林]氏子の尊い寄進により再建されたのである。又一際参拝者の目を引く山門は寺院造りであり神仏混淆の時代<700年〜1868年>に建立され明治35年<1902年>復元往時の名残を今に留めている。氏子たちは毎年10月9日を例際日とし秋の豊穣を祝いあって来た。とりわけ大正2年<1913年>には郷社昇格を祝い、昭和44年<1970年>には軽野神社創建千五百年を記念して共に大祭を執り行って来たところである。更に本年平成4年<1992年>は氏子総参加の元に古代を追憶しつつ、野々宮御所創建二千年記念大々祭を執り行うべく、着々とその準備を進めている。
今、この静かな鎮守の森は先人達によって築かれた尊い長い歴史の重みを秘め丹波美山の人々の幸せを見つめつつ21世紀という新たな時を刻もうとしている。

全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年



道相神社

美山町宮脇に鎮座する道相神社。神武天皇・五十猛命・木梨軽皇子を御祭神とし、創建は不詳ですが、崇神天皇の時代に四道将軍の一人として丹波に遣わされた丹波道主命が宮脇に野々宮御所を創建したのが起源と伝えられています。木梨軽皇子は允恭天皇の第一皇子で、野々村庄に中世以前から土着する旧家すべての始祖とされる人物です。氏子は、宮島の原・板橋・宮脇・下吉田・島・棚田・沢田・和泉・上司、大野の萱野、平屋の上平屋・安掛・又林・長尾・野添・深見・下平屋・荒倉・大内・上久保と、野々村庄の大部分にわたり、まさにこの地域の総氏神であり、旧郷社です。
文政5年(1822)のものである本殿・拝殿は京都府登録文化財、伝統行事の道相神楽は京都府登録無形民俗文化財、境内一帯は京都府の文化財環境保全地区に指定されています。

南丹市HP



道相神社

=無形民俗文化財=
道相神楽
北桑山郡美山町大字宮脇にある道相神社の10月9日の祭礼に、3年に1度奉納されます。
神楽は、警護12人、天狗1人、獅子2頭(4人)、屋台ひき大勢、屋台1基、太鼓打ち5人、笛10人以上、鉦1人、音頭大勢、幟差し8人、おかめ1人、ひょっとこ1人、恵比寿1人、大黒1人、俵振り大勢(30人以上)と、総勢100人を越える人数で構成されます。
小学生の太鼓打ちが、屋台に乗せた鋲打ちの大太鼓を順番に打ち巡り、俵振りは小型の俵をもって、恵比寿・大黒と一緒に、伊勢音頭にあわせて踊ります。おかめとひょっとこは、神社に練り込む最中、滑稽な所作をして笑いを誘います。
このようなもどき芸に太鼓打ち、俵振りといった構成を取る神楽は、同じ美山町内の諏訪神社祭礼芸能(京都府登録無形民俗文化財)のうち鶴ケ岡の神楽にも見られ、府内では美山町だけに見られるものです。この道相神楽も、地域的特徴を良く示し、資料的価値の高いものと言えます。
=文化財環境保全地区=
道相神社文化財環境保全地区
道相神社は、美山町の南部、宮脇を北流する原川の東方山麓に位置する旧郷社で、木梨軽皇子、神武天皇、五瀬命を祭神とします。
境内は東西に細長く、本殿、拝殿などの主要建物が位置する西側の前段部と、その奥、東側に続く山林によって構成されます。
町道板橋宮脇線に面して玉垣を巡らし、その中央に鳥居をたて、参道が東に向かって直線上に延び、表門、拝殿を配し、その奥の石段を上りきったところに本殿を構えます。境内は樹齢150〜200年とみられるスギやヒノキ等の大木があり、山林中腹には美山町指定天然記念物であるカヤがたっています。
また、境内では、3年に一度、10月9日に今回登録された道相神楽が奉納されます。
道相神社は、境内地の諸要素が複合して優れた神社環境を保っており、この環境が本殿等の有形文化財の保存及び道相神楽の伝承を図る上で欠かせないものとなっています。そこで、境内地を文化財環境保全地区に決定することで、そうした文化財の周辺環境についても保全を図っていくものです。

京都府教育委員会



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