三県神社ではないかとする憶測(『亀岡市史』上巻)もあるが、確かではない。 丹波国総社であったと伝えている。 |
宗神社 八木町屋賀に鎮座する宗神社。創建年代は不詳ですが、丹波国の総社であったとされる神社です。総社(惣社)とはその地域内の神社の神を集めて祀った神社のことで、国・郡・郷などの総社があり、国の総社は国府の近くに置かれました。屋賀近辺は平安中期から鎌倉時代にかけて丹波国の国府があったとされる場所で、宗神社はかつて宗社大明神と称していたことからも、丹波国の総社であったと考えられます。延喜式内社の三縣(みあかたの)神社に比定する説もありますが、いずれにしても口丹波有数の古社であることには間違いありません。今では集落の中にひっそりと佇む小さな神社ですが、かつて亀岡市から南丹市八木町にかけてに存在した丹波国の中心地域の歴史を偲ぶことができる神社です。 本殿は寛永15年(1638)に建立されたものを改修してきたもののようです。北面神社としても知られています。 南丹市HP |