忠宮集落の南縁部に鎮座している。道路を挟んで神社のすぐ下を北流する矢田川は、深い切れ込みを造り、所々に見事な河岸段丘を形成している。神社創建以來、この地を遷つたという記録は無い。 |
多他神社 多他神社神社略記 祭神 素盞鳴尊 太田他根子命 埴安姫命 多他神社はもと三宝荒神と称し、小代庄一の宮で延喜式内社である。「延喜式」神名帳巻十、神祇神名中に七美郡十座並小、多他神社と記載されている。 宮司 西田百樹 社頭掲示板 |
多他神社 貞観元年(859)9月の創立と伝え、延喜式の制小社に列せらる。 近世三宝荒神とも多他大明神とも忠宮とも称し小代庄一の宮と仰ぎたり。 寛文3年(1663)本殿を建立し元文3年(1738)同殿を造立す。文化12年(1815)同殿を修覆し万延元年(1860)之を再興せり。 明治2年(1869)神仏分離の際、山名藩政務局調査の上、神霊を白川神祇伯より勧請し同3年(1870)正月之を鎮斎して社名を多他神社と改めたり。同6年(1873)10月村社に列し大正6年(1917)幣殿拝殿を新築せり。 兵庫県神社庁 |