大歳神社
おおとしじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】大歳神社 但馬国 二方郡鎮座
          (旧地)大歳神社【旧地】

   【現社名】大歳神社
   【住所】兵庫県美方郡新温泉町居組615
       北緯35度36分48秒、東経134度23分29秒
   【祭神】大歳神
   【例祭】10月9日 例祭
   【社格】旧県社
   【由緒】貞観3年(861)創立
       貞観13年4月3日従五位下
       鎌倉時代神領あり
       永享2年(1430)造営
       寛文8年(1668)8月藩主京極伊勢守参拝
       天和3年(1683)本殿建立
       元禄15年(1702)造営
       享保4年(1719)造営
       宝暦2年(1752)造営
       寛政10年(1798)造営
       安政4年(1857)造営
       明治6年10月村社
       明治7年郷社
       大正10年9月供進神社指定
       大正13年6月30日県社

   【関係氏族】
   【鎮座地】もとは居組谷に鎮座
        永享2年(1430)ごろ現在の地に

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿流造銅板葺
       幣殿・拝殿・社務所

   【境内社】八幡神社・切別神社・稻荷神社・三柱神社・宇賀神社・鶴宮神社

結川を南方に遡るJR沿線に、小字「居組谷」と云う地名が今に残ることから、この付近に旧集落が比定されている。また、小字「宮ノ原」という公有地があり、従来からお宮の社地であつたという伝承があり、元の鎮座地と推定される。
遷座の時期は、当社本殿が再建された永享の頃(1430頃)と考えられている。


大歳神社

指定文化財 県指定 麒麟獅子舞 昭和49年3月22日
      町指定 社叢    昭和54年3月3日
所有者・管理者 宗教法人 大歳神社
大歳神社は、貞観3年(861)の創建と伝えられており、平安時代に作成された「延喜式神名帳」にも記載されている浜坂町でも古い神社である。 毎年10月9日の例祭日には、家内安全・無病息災を願って麒麟獅子舞が奉納される。
また、神社の境内には、シイ・ツバキ・タブノキの古木を中心に、ケヤキ・ヤブニッケイ・モチノキ・ヤマザクラ・ヒメユズリハなどの貴重な樹木が多く茂っている。
平成12年3月
浜坂町教育委員会

社頭掲示板



居組 麒麟獅子舞

国選択 無形民俗文化財
兵庫県指定 無形民俗文化財
麒麟獅子舞の始まりは定かではありませんが、江戸初期に鳥取の樗谿神社(おうちだにじんじゃ)に日光東照宮を象徴する麒麟の舞を、因幡東照宮に奉納したのが始まりと言われています。
その後、新温泉町、香美町に伝わり、兵庫県と鳥取県の他では見ることができません。
麒麟は、実在しない動物で、獅子の特徴は大きな口と鼻の穴、目の上に太い眉があり、耳を立て、金色の一本角の表情が特徴で、背の中央には、黒と赤の胴幕を着けて獅子舞を舞いますが、舞い踊りはそれぞれ地区により微妙に違います。b

但馬の民俗芸能



大歳神社

 貞観3年(861)の創立。延喜式の制小社に列し、足利時代永享2年(1430)、本殿を建立。
 天正3年(1575)、芦屋城主鹽谷周防守は村役人より当社縁起を提出せしめ、一覧。
 江戸時代延宝年間(1673〜1681)、藩主京極氏当社を崇敬し、神田6畝歩を寄進し、宝暦5年(1755)後昧肥前守代官所を置くや毎年供物料として米1石8斗を捧げる。
 天和3年(1683)本殿を建立し、元禄15年(1702)同殿を造営せり。享保4年(1719)本殿を造立し、元文3年(1738)之を再営す。宝暦2年(1752)本殿を造立し、同10年(1760)之を修繕す。明和5年(1768)本殿を造替し、安永4年(1775)、同6年(1777)、天明8年(1788)等に同殿の一部に造営を加え、寛政8年(1796)又建立に着手し、同10年(1798)之を再建す。嘉永4年(1851)拝殿を改造し、同7年(1854)本殿覆を再建。
 明治3年(1870)、新に神霊を勧請。同6年(1873)、村社に列せられる。
 明治17年(1884)、本殿覆の屋根替え。同30年(1897)、鎮座1050年祭を執行。大正8年(1919)、本殿拝殿を新築。

兵庫県神社庁



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