結川を南方に遡るJR沿線に、小字「居組谷」と云う地名が今に残ることから、この付近に旧集落が比定されている。また、小字「宮ノ原」という公有地があり、従来からお宮の社地であつたという伝承があり、元の鎮座地と推定される。 遷座の時期は、当社本殿が再建された永享の頃(1430頃)と考えられている。 |
大歳神社 指定文化財 県指定 麒麟獅子舞 昭和49年3月22日 町指定 社叢 昭和54年3月3日 所有者・管理者 宗教法人 大歳神社 大歳神社は、貞観3年(861)の創建と伝えられており、平安時代に作成された「延喜式神名帳」にも記載されている浜坂町でも古い神社である。 毎年10月9日の例祭日には、家内安全・無病息災を願って麒麟獅子舞が奉納される。 また、神社の境内には、シイ・ツバキ・タブノキの古木を中心に、ケヤキ・ヤブニッケイ・モチノキ・ヤマザクラ・ヒメユズリハなどの貴重な樹木が多く茂っている。 平成12年3月 浜坂町教育委員会 社頭掲示板 |
居組 麒麟獅子舞 国選択 無形民俗文化財 兵庫県指定 無形民俗文化財 麒麟獅子舞の始まりは定かではありませんが、江戸初期に鳥取の樗谿神社(おうちだにじんじゃ)に日光東照宮を象徴する麒麟の舞を、因幡東照宮に奉納したのが始まりと言われています。 その後、新温泉町、香美町に伝わり、兵庫県と鳥取県の他では見ることができません。 麒麟は、実在しない動物で、獅子の特徴は大きな口と鼻の穴、目の上に太い眉があり、耳を立て、金色の一本角の表情が特徴で、背の中央には、黒と赤の胴幕を着けて獅子舞を舞いますが、舞い踊りはそれぞれ地区により微妙に違います。b 但馬の民俗芸能 |
大歳神社 貞観3年(861)の創立。延喜式の制小社に列し、足利時代永享2年(1430)、本殿を建立。 天正3年(1575)、芦屋城主鹽谷周防守は村役人より当社縁起を提出せしめ、一覧。 江戸時代延宝年間(1673〜1681)、藩主京極氏当社を崇敬し、神田6畝歩を寄進し、宝暦5年(1755)後昧肥前守代官所を置くや毎年供物料として米1石8斗を捧げる。 天和3年(1683)本殿を建立し、元禄15年(1702)同殿を造営せり。享保4年(1719)本殿を造立し、元文3年(1738)之を再営す。宝暦2年(1752)本殿を造立し、同10年(1760)之を修繕す。明和5年(1768)本殿を造替し、安永4年(1775)、同6年(1777)、天明8年(1788)等に同殿の一部に造営を加え、寛政8年(1796)又建立に着手し、同10年(1798)之を再建す。嘉永4年(1851)拝殿を改造し、同7年(1854)本殿覆を再建。 明治3年(1870)、新に神霊を勧請。同6年(1873)、村社に列せられる。 明治17年(1884)、本殿覆の屋根替え。同30年(1897)、鎮座1050年祭を執行。大正8年(1919)、本殿拝殿を新築。 兵庫県神社庁 |