神門神社
かむとじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】神門神社 但馬国 気多郡鎮座

   【現社名】神門神社
   【住所】兵庫県豊岡市日高町荒川309
       北緯35度27分38秒、東経134度43分18秒
   【祭神】大国主命 武夷鳥命 大山咋命
   【例祭】10月10日 例祭
   【社格】旧村社
   【由緒】創立年は詳らかでない
       天和4年(1684)本殿再建
       天保3年(1832)本殿補修
       明治3年神門神社と復称
       明治6年村社

   【関係氏族】神門臣
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「山王大権現」と称していた
   【社殿】本殿春日造瓦葺
       拝殿・門・倉庫

   【境内社】須賀神社・西宮神社

神門神社の謂れは、鵜濡渟命が初代の出雲国造であることから、出雲国神門にちなんだものではないかと想像される。
近世には神仏混合思想の影響で山王大権現と称していたが、明治3年に神門神社に復称する。


由緒

創立年月不詳なれども延喜式の制小社に列し天和4年本殿を修理し明治3年山王大権現の称呼を神門神社と改称し同6年10月村社に列し同33年瓦葺に屋根替したり。

全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年



神門神社

名刹隆国寺 (曹洞宗) から指呼 (しこ) の間にある。 県道を少し下りたところに鳥居が見え、 その前には年月を経たと思える大きな石灯籠がある。 神社は前向きで、 手入れの行き届いた植栽の参道が本殿に続いている。 本殿は瓦葺入母屋造りである。 小ぶりななかにも存在感がある。
明治3年 (1870) に現在呼称されている神門神社 (かむとじんじゃ) となった。 創建時は不詳だが、 祭神は大国主命と他、 2柱であり、 現在の本殿は天保3年 (1832) に再建された。 向背に迫力ある骨太の竜がさっそく目に入る。 口を大きく開き、 宝珠を握り、 眼らんらんとして、 いらかを立てて、 迫力満点である。 木鼻には唐獅子と象 (ここでは獏ではない) がしつらえられ、 向背上部には長寿を表す鶴と海亀の、 また他の空間には猿が戯れているユーモラスな彫り物がある。 正面、 竜の裏面には、 「彫り物師丹州栢原町住人 中井権次橘正貞」 とある。

丹波新聞社2015年05月28日



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