天日槍が但馬国に留まり、但馬国の前津耳の娘・多遅摩前津見を娶った。この前津耳が、佐伎都比古命であり佐伎都比古阿流知命は、その妻であるという。 一説には、佐伎都比古命は前津耳の祖であり、佐伎都比古阿流知命は、佐伎都比古命の御子であるという。延喜当時の祭神は、佐伎都比古阿流知命と佐伎都比古命の二柱だったとおもわれる。 『国司文書・但馬神社系譜伝』には平安期までは養父郡浅間郷坂本(いまの養父市八鹿町坂本)に鎮座しており、この地には養父市建屋にある楯縫神社が鎮座していたとある。 境内に「式内十六柱神社」の碑あり。 |
寺内ざんざか踊り 天下泰平・五穀豊穣・子孫繁栄を願って、毎年7月の第3日曜日に寺内の佐伎都比古阿流知命神社(山王神社)で奉納される太鼓踊りの神楽です。「ザンザカザットウ」の唄に合わせて太鼓を打ち鳴らすことから、雨乞い神事ともされています。 踊りは、山王権現の遣いである猿にふんした10人の踊り手が、輪を作って太鼓を打ち鳴らしながら踊る「側踊り」、輪の中で踊り全般の指揮をとる2人の「新発意(しんぼし)」、輪の中央で太陽と月に見立てて飾り付けられた高さ4mの「しない」を背負い、それをぶつけあい、からめあいながら踊る2人の「中踊り」で構成されます。 江戸時代の元和年間(1615〜1624)から約400年間にわたり、欠かすことなく踊り継がれてきたと伝えられ、むかしから寺内区に伝えられてきたざんざか踊りは、山王神社(佐伎都比古阿流知命神社)と光福寺に奉納される太鼓踊り(タイコ・オドり)があります。毎年7月15日に行われてきましたが今では7月第3日曜日に奉納されます。兵庫県と和田山町指定の民俗無形文化財。 http://sakezo.web.fc2.com/hiboko5.html |
寺内ざんざか踊り 毎年7月15日、山王神社(佐伎都比古阿流知命神社)で奉納される太鼓踊りで歌に合わせて打つ太鼓が「ザンザカザットウ」と響くことから「ざんさか踊り」と名付けられたと云われ、300年以上の伝統がある。 踊りは、二人の新発意の指揮に合わせて、しないを背につけた二人が、互いにからませたり地面をうちながら踊る。 その周りでは山王権現の遣いである猿に装いをした12人の踊り子が、腰の太鼓を打ちながら輪になって踊る 社頭掲示板 |