温泉神社
おんせんじんじゃ 所在地 社名

















   【延喜式神名帳】温泉神社 下野国 那須郡鎮座

   【現社名】温泉神社
   【住所】栃木県大田原市中野内1942
       北緯36度54分30秒,東経140度8分44秒
   【祭神】大己貴命 少彦名命
       (配祀)名城入姫命 高日子根命 大山祇命 別雷命 木花咲耶姫命 稻倉魂命
       素盞嗚命 高おかみ命 伊弉册命 訶遇槌命 火靈命 大日靈命

   【例祭】4月15日 例祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】天平年間に大己貴命,少彦名命,市磯長尾市命を黒羽町大羽の高尾森に勧請
       大同2年(807)高尾森に神地を賜る
       大治2年(1127)年8月、須藤権守貞信が高尾森東方に社殿を再築し、那須家の守護神しとして勧請遷座
       寛文8年(1668)現在地に遷

   【関係氏族】
   【鎮座地】

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿神明造銅版葺
       拝殿・幣殿

   【境内社】

当社を式内温泉神社に比定する説がある。
那須氏・大関氏の崇敬篤い神社である。


大宮温泉神社社伝

本社の主祭神は大己貴命である。那須の湯泉大明紳、三輪の神とも呼ばれた。
今を遡ること828年前の元暦2年(1185)2月、那須与一が源平屋嶋の合戦で、平家が船上に掲げた神扇を一矢をもってく射落し、天下に武名を轟かせた。
与一の祖真信も、大治2年(1127)12月、帝の命をうけて八溝山の怪鬼岩岳丸を退治したが、何れも那須湯本鎮座の温泉神社の大神、大己貴命の助けにによる武功であった。
与一がその神恩に感謝して、那須の総領に任じられた文治2年(1186)、大三輪山高尾の森の居城高館城にこれを勧請した。領内の村々にもこの社を祀り、106社に及んだと伝えられる。
那須氏の後を継いでこの地を治めた大関氏もこれを信奉し、寛文8年(1688)8月、黒羽藩主大関信濃守増栄が現在地に遷座した。この地を後郷高尾の森檀山と云う。
増栄は、この社を那須郡惣社と定め、大宮の尊号を付して壮麗な社殿を造営し、代々氏の守護神として尊崇した。
明治12年(1879)5月、火災により社伝・宝物・古文書等悉く焼失したが、翌13年(1880)12月に氏子の浄財をもって再輿し、今日まで旧両郷村の郷社として、氏子、崇敬者の心の拠となっている。
本社は那須氏大関氏の時代を経て、実に827年余の歴史を刻み、<■郷八景>のうち「壇山の夜雨」として永く語り継がれている。画人小泉斐は第49代宮司である。
本年神宮の第62回式年遷宮に当たり、その記念事業としてこの碑を建立する。
平成23年(2013)10月 宮司

社頭石碑



大宮温泉神社

神々の座す霊峰に鎮まる社。まつりの宝庫。
那須余一が那須の温泉神社を分霊し、高館城内に建立。
大関土佐守高増の代に現在地に移す。
那須家より拝名した小泉家が代々神職を務めていたが、明治から池澤、中山、大野とかわり現在に至る。
代々領主の加護を受け、旧両郷村の村社としてそのしきたりを継承し、氏子、崇敬者の心のよりどころになっている。

栃木県神社庁




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