因幡国法美郡因幡国一ノ宮宇倍神社の祭神武内宿禰を勧請して、宇閉神社と称したと伝。 |
拝殿幣殿改築記念碑 延喜式内社讃岐廿四社の一 祭神 武内宿禰命 相殿 品陀和気命 菅原道真公 宇閇神社は「延喜式神名帳」に載る讃岐廿四社の内野一社である。 祭神の武内宿禰命は履中天皇の時、因幡国(現在の鳥取県)宇倍に現れ、「宇倍ノ神」として奉祀された。「延喜式」が完成したのは十世紀の初頭であるから、それまでには当地に勧請されて「宇閇神社」と称し、里人の尊崇を集めてきたのであろう。当社には鳴弦蟇目の射術が神事として伝来していたことから、中世には近在の武士の尊敬をも集めていたことが伺われる。その後一説には鵜足郡長炭村から品陀和気命を奉斎し、また環池の辺りに鎮座していた天満宮を合祀していずれも相殿としてお祀りした。明治4年郷社に定められ、郷中一の宮となった。 改築前の拝殿は、明治19年旧鵜足郡大庄屋木村家の寄進によるもので、よく風雪に耐え、その社格を誇示してきた。しかしながら、築後永い年月を経過しており、今般氏子相集い協議の結果、幣殿と共に改築することに衆議一決、氏子並びに崇敬者の方々から多くの浄財が寄せられて社殿の造営が成り、先年の社務所新築と併せ平成の大整備が成就した。 ここに、宇閇神社並びに氏子中の益々の隆盛を祈念し、改築記念の碑を建立するものである。 「神者依人之敬増威」「人者依神之徳恭運」 平成20年9月吉日 社頭石碑 |