熱串はイックシの意味で、霊験があったということである。 旧社地は長江川の上流川崎という所であつたと古書に見るけれども、そうした地名の場所は不明で土地の古老は今殿林とよんでいる処が旧社地だといっている。 |
長江熱串彦神社能舞台 佐渡市指定文化財(有形民俗文化財) 長江熱串彦神社能舞台 佐渡では数少ない明治期以前に建築された能舞台で、脇正面を神社拝殿に向けた配置が特徴的です。 舞台は入母屋造妻入茅葺で、本舞台と後座からなり、正面の鏡板にあたる部分は引き戸となっており、松の絵は描かれていません。地謡座は仮設式のためか舞台に付属していませんが、常設の鏡の間があり、橋掛りとつながっています。 演能は昭和戦後に中断されましたが、平成24年(2012)に舞台が改修され、その落成記念として神楽が奉納されました。 社頭掲示板 |
熱串彦神社 熱串彦神社は清和の朝創建せられ式内神社九社の内第九に属す。正徳4年8月再建せりと、昔時は長江川の上流川崎と云ふ所に在しを現地に移せし由なるも其年代は明らかならず。 古記に又水の尾明紙とも云ふと見え、又寳暦帳に天和2年社建立、正徳4年8月3日本社、翌年4月26日前殿成就、同6月9日遷宮と見ゆるに現地に遷座せるをいへるものの如し。延喜式阿都久志比古神社に作る。 佐渡神社誌 |