高座結御子神社[熱田神宮境外摂社]
たかくらむすびみこじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】高座結御子神社(名神大) 尾張国 愛智郡鎮座

   【現社名】高座結御子神社
   【住所】名古屋市熱田区高蔵町 9-9
       北緯35度8分7秒,東経136度54分16秒
   【祭神】高倉下命
       『延喜式神名帳頭註』『神祇宝典』『熱田神社問答雑録』仲哀天皇
       『熱田宮略記』成務天皇
       『熱田尊名記集説』成務天皇・仲哀天皇

       祭神には諸説があるが、日割御子神社・孫若御子神社と同様、熱田大神の御児神を祀ると考えられ、
       この御児神とは、本社熱田大神の御分霊をいただいた分社と解すべきであらう。

   【例祭】6月 1日
   【社格】熱田七社の一つ
   【由緒】創祀は詳らかでない
       承和2年(835)12月名神『続日本後紀』
       元亀2年(1571)造営
       元和4年(1618)3月蜂須賀家政が修理
       貞享3年(1686)江戸幕府が修覆
       昭和20年戦災で焼失
       同38年再興

   【関係氏族】尾張氏
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】氏祖
   【祭祀】
   【社殿】本殿丹塗尾張造
       祝詞殿・拝殿・直会所・神饌所・願人控所・社務所・手水舎

   【境内社】鉾取(はことり)社・新宮社・御井社・稲荷社

熱田神宮の北、旗屋小学校の北に鎮座する。
この高藏の地は弥生時代の遺跡として著名な高藏貝塚、古墳時代後期の高藏古墳群等の豊富な遺跡を残しており、早くから開発されたことが知られる。
当社はここに営まれた高藏の聚落を守護する神として祀られたものと考えられる。
鎮座地は半島状に伸びる熱田台地の上に立地し、当社の境内地の東側は道路を境に下降しており、古代にはすぐ東は入江になっていたと思われる。
社務所の左側にある井戸は、6月1日、7月土用入の「井戸のぞき」と称して稚児に井戸をのぞかせ、その水をいただくと「虫封じ」になるという信仰がある。


高座結御子神社

御祭神 高倉下命
当神社は昔から「高座さま」といわれ、 この地方開発の祖神として仰がれていま す。 また、子育ての神様として信仰が 篤く、幼児の成育と虫封じとを祈願して、 15才までの期間子預けをし、お子様の 無事成長を祈る習慣が、愛知県はもとよ り、東海地方一帯に広く知られています。
境内の末社 鉾取社 鉾取神
新宮社 素盞嗚尊
御井社 御井神
稲荷社 宇迦之御魂神

社頭掲示板



高座結御子神社の大楠

生育地      名古屋市熱田区高蔵町 高座結御子神社(高蔵神社)
指定        市指定保存樹  指定番号(熱田)第11号
樹種       クスノキ
幹周囲      5.75m
根回り      18m
樹高       28m
樹齢       1000年
 熱田神宮の1kmほど北へ行った高蔵の交差点を左折すると、右手に高座結御子神社(高蔵神社)の森がある。森の中には7本の市指定保存樹があるというが、最大木の目当ての大楠は拝殿の右手に回り込んだ所にある。
 根元がラッパを伏せたように広がり、幹周り5mほどの太さを上部まで保ちながら、僅かに傾いて立っている。目通り及びそれより1mほど上に二重に注連縄が巻かれ、また根元のひこばえに沢山の鳥居のミニチュアが掛けられて、御神木であると同時に巨木に対する信仰のあることをうかがわせる。

http://www.wbs.ne.jp/cmt/kyoboku/aiti05.htm



高座結御子神社

俗に高蔵の森、高座さまといわれ、子育ての神として信仰を集めている。
祭神は高倉下命を祀る熱田神宮の摂社で延喜式内社である。
社伝によれば、織田信長が本殿を造営し、のちに蜂須賀氏が修造を加えたとある。
末社である御井社の「高座井戸のぞき」の神事は、毎年6月1日に行われ、子供の虫封じに霊験があるとして評判が高い。
名古屋市教育委員会

社頭掲示板



高座神社の「子預け」について

高座さんは「子育ての神様」として有名で、子預け虫封じの厚い信仰があり、高歴の「井戸のぞき」として広く知られております。子預け祈願とは可愛いい幼児の無事成育と虫封じとをお祈りして15才まで神様にお預けし、お守りをいただき、満期(15才)になったら御礼参りをするという信仰です。
当神社では現在5万人余のお預かりしたお子さまの名を台帳に登録して毎月1日、無事成育の祈願祭を執り行っております。またこの期間は、神様にお預けした子供ですから、頭をたたいてはいけないとも云われています。
このように可愛いい子供の無事成育を願ううるわしい信仰と伝統を末長く守りつづけて行きたいと存じております。

社頭掲示板



高座結御子神社

祭神 嵩倉下命
高倉下命は天孫降臨の折に天磐船に乗って天下った饒速日命の御子で豊かな穀物の貯蔵を司る神さまともいわれる 鎮座は本宮の熱田神宮とほぼ同時期で1900年の歴史を持つ過去の造営には織田信長や蜂須賀家政等の地元大名の協力が残されている 現在の社殿は昭和38年5月に竣功した
例祭は6月1日で子供を健やかに育ててくださる神さまとして信仰が厚く「手育ての神」と称され多くの方々が子供を伴って参拝する この日御井社の井戸を覗かせると「虫封じ」になるという特殊な信仰が伝承され、俗に「高座の井戸のぞき」としで有名である

社頭掲示板



高座結御子神社 名神大

高座結は多加久良牟須毘と訓べし、御子は前に同じ、○祭神仲哀天皇、(頭注、社伝)〇千竃庄機綾村に在す、(集説)○式三、(臨時祭)名神祭二百八十五座、尾張国高座結御子神社一座、〇頭注云、日本武第二子仲哀天皇也、
考証に、旧事紀云、高倉下命夢師霊当置汝庫裏、祝之有劒、取而献焉、按、高倉下命尾張氏祖也、師霊石上大神也、御子者非謂継嗣、此族類之神也、諸社其例多、と云るは考へ証すベし、
神位
国内神名帳云、從二位高座結御子明神、
名神
続日本後紀、承和2年12月壬午、尾張國高座結御子神、預名神、熱田大神御児神也、

神社覈録



尾張国INDEXへ        TOPページへ


学校情報