春日井駅南、庄内川西に鎮座する。 文治建久のころ、村落衰微し、和爾良神社また荒廃に帰した。 建保6年(1218)9月に、領主男坂光善が今の朝宮神社の鎮座地より今の地に遷座した。 |
夜泣石 昔ある人、庭石にすべくこの石を家へ運びしに夜ごと「しくしく」と泣き声あり、ふしぎに思いて伺いをたてたるに「もとあった大光寺内へ帰りたい」とのお告げがあり、急ぎもとのこの場所へ戻したればぴたりと夜ごとの泣き声が止まったと言う。 以来この石を夜泣石と呼ぶようになったとの伝説がある。 住人はこの石を大石と言って親しんできた。 社頭掲示板 |
元三大師堂厨子 一基 (市指定文化財) 天台宗の中興開山の元三大師とというすぐれた僧の石仏を祀る厨子が堂内にある。 厨子の棟木に永正7年(1510年)の銘があり、もと三河の鳳来寺にあつたもので、小型の方一間の簡素な禅宗様式の仏殿造りになつている、桟の入つた扉をわら座という木切れで吊つている。 入母屋造りの屋根は朱瓦風になつていて、全体を赤と黒に塗つてあるが扉の内部に侍者らしい人物像が描かれており、当市に伝わる室町時代の貴重な建造物の資料である。 春日井市教育委員会 社頭掲示板 |