、愛知県小牧市東北部に位置する標高223.5mの白山(はくさん)山頂に鎮座する。 『張州府志』(宝暦2年成立)の春日井郡神祠の項で「〔小口天神〕在二野口村一今称二白山祠。本國帳從三位小口天神是也。集説以爲八幡非也」として、野口村の白山祠に小口神社を当てている。 |
白山社 白山社之由緒 一、所在地 小牧市大字野口神尾前287番地 一、境内5270坪 一、御祭神 菊理媛命 伊邪那岐尊 日本武尊 大山祇命 事代主命 大己貴尊 八百萬神。 一、創立 景行天皇42年と云い伝え奉る。 一、例祭日 旧9月15日なりしが、昭和23年10月16日と改めらる。 一、尾張三ッ山の一つにして、海抜237m、延喜式爾波郡23社の内従三位小口天神と称え奉り国司を始め四方の崇敬篤く名山なり元丹羽郡に属せしが、大永2年足利時代春日部郡となり、篠木庄総社と崇め33村より献馬す後、天保13年9月馬順に付き論争を生じ、献馬やむ然れ共野口は、年々五頭宛例祭に献馬し来たりしも、第二次世界大戦終局をつげ馬匹不足止むなく、昭和26年より中止せり。 一、群制について、住古丹羽郡中古春日部郡、後世春日井郡、明治13年東西に分かれ、東春日井郡、後三大小区、明治22年大野村、同39年篠岡村、昭和31年1月元旦小牧市となる。 一、昭和34年伊勢湾台風、同36年第二室戸台風にて、全山樹木倒伏、拝殿倒壊のために許可を得て表参道入口八幡社境内に、遙拝所として、昭和36年12月吉日元の通り建立せり。 一、平成5年12月吉日、老朽化のため御本殿、祭文殿、玉垣改築せり。 宮司 林達也 社頭掲示板 |
小口神社 小口は乎具知と訓べし○祭神詳ならず〇篠木庄野口村に在す、(集説、府志)今、白山と称す、(府志) 類社 当国丹羽郡小口神社の條見合すべし 神位 國内神名帳云、從三位小口天神、 神社覈録 |