国道42号の西に鎮座する。 創祀等に関する由緒はわからない。 「式内社調査報告」に記載は少ない。 |
多氣神社 式内 多氣神社 御祭神 伊弉那岐命 伊弉那美命 天照皇大神 由緒 創立年は不詳であるが、延長5年(927)にまとめられた古代律令制における神祇官が作成した官社の一覧表である「延喜式神名帳」に記載された全国2861社のひとつであった、「尾張徇行記」によれば、承応3年(1654)再建あり。 「尾張誌」には、大気村にありて今は熊野権現と申す杜伝に祭神伊弉冉尊(いざなみのみこと)也といへり。延喜神名式に春日部郡多気ノ神社と記し尾張国神名帳に従三位多気天神と見えたるは此社なり、多気は諸国に多き地名なれど伊勢の郡名を始めみな多気といひて「オオケ」と呼べる例聞こえずいかがとおぼつかなけれどしばらく古説により記する。 明治5年(1872)村社、明治40年神饌幣帛料供進神社に指定となる、大正2年(1913)3月17日許可を受け同所字高畑457番地の神明社を同年4月27日合祀した。大正5年4月御大典記念事業として社務所新築、同13年10月及昭和10年(1935)2月本殿地上げ、石材造築工事等を施工せり。 境内は1812.42坪あり、鰹・椎等大木多く繁茂し荘厳な神域を有する。古くから氏子により、諸々の罪穢れを祓い清め災厄を避け家内安全繁栄、交通安全、健康長寿等を感謝とともに願う数々の神事が営まれ現在に至る。 末社 事解雄社 事解雄命 連玉雄社 建玉雄命 厳島社 市杵島姫命 天神社 菅原道真公 祭事 1月 歳旦祭 3月祈年祭 7月虫祭 8月茅輪神事 10月例祭 11月新嘗祭 施設等 入口正面に石造烏居、その左手に社号標がある、鳥居から10m先に常夜灯が一対、さらに20mほど進むと右手に百度石、左手に社務所がある。 入口80mほどの所に石造連子窓型蕃塀がある、その奥に篝火台がある、蕃塀を進むと左手に手水含、さらに奥に燈籠一対、狛犬一対、吹き抜けの拝殿、本殿とつづく、 西暦2014年(平炭26年)10吉日 氏子一同 社頭掲示板 |
多氣神社 多氣は假字也○祭神詳ならず○熊庄大氣村に在す、今熊野権現と称す、(集説、府志) 類社 出雲国嶋根郡、土佐國安芸郡多氣神社、(各一座)武蔵國足立郡多気比売神社、 神位b 國内神名帳云、從三位多気天神、 神社覈録 |