『尾張国神名帳追継考』に、神明社の棟札にある乎止村乎止邑の名がみられることから、乎江神社に比定する説がある。 |
親王塚古墳 親王塚古墳は神明神社境内地(大留町5丁目2715)にあり、庄内川右岸に臨む段丘春日井面の末端・標高約32mに立地しています。 昭和44年に発掘調査が行われ、墳丘は直径約15mの円墳と推定され、主体部として横穴式石室が確認されています。調査後は、原位置において復元保存されました。 石室内からは、玄室奥壁際から奥壁付近を中心に頭骨の一部のほか、副葬品として須恵器(蓋杯五点・広口壺二点・平瓶一点)・金環三点・鉄鎌・刀子などが出土しています。出土遺物から古墳は六世紀中葉に築造され、後葉にかけて複数の人物が埋葬されたと推定されます。 古墳の名称は宗良または護良親王(後醍醐天皇の皇子)の遺品を埋葬したとの地元伝承に由来していますが、古墳の築造時期とは一致しないため、直接の関連はなく、被葬者は不明です。 社頭掲示板 |