稲木神社
いなぎじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】稲木神社 尾張国 丹羽郡鎮座

   【現社名】稲木神社
   【住所】愛知県江南市寄木町稲木
       北緯35度19分23秒,東経136度52分49秒
   【祭神】天照大御神 大中津日子命 月夜見命 五百筒磐村命
       須佐之男命 白山比当ス 火産霊神 祓戸四柱大神

       稲木別が、祖先の大中津日子命を祀り創建したという

   【例祭】10月第3日曜日 例祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】設立年月不詳
       文治2年(1186)稲木天神『尾張国内神名牒』
       寛保元年(1741)八事村野分新田に移転
       明治元年7月再び現在地に復された
       明治3年9月犬山藩庁によつて式内稻木神社に確定
       同5年10月村社
       同44年12月27日幣帛供進社指定
       大正12年2月2日郷社

   【関係氏族】稲木別
   【鎮座地】寛保元年(1741)八事村野分新田に移転
        明治元年7月再び現在地に復された

   【祭祀対象】氏祖
   【祭祀】江戸時代は「天道宮」と称していた
   【社殿】本殿桧皮葺流造
       拝殿・渡殿・祭文殿・幣殿・手水舎・参籠所・社務所

   【境内社】稲荷大明神・秋葉社・星宮・日宮・月宮・八坂権現
        神明・白山権現・祓戸社


近世以降、「お天道さん」あるいは「天道宮」と称されていた。
大中津日子命を祖とする稲木別が、地方官として当地を支配し、当社はその祖先神を祭つたものであろう。
江戸期までに所在不詳となつていた。天野信景が稻木庄寄木村に所在する天道宮を式社に比定した。
寛保元年(1741)に末社の五社(日宮・月宮・星宮・神明社・八坂社)とともに、愛知郡八事村野分新田(現名古屋市昭和区)に移されたが、明治元年7月に、再び末社とともに現在地に復された。
江戸時代には、天道山高照寺の禅尼が社祀を司つていた。


由緒

当神社は創立は不詳であるが延喜式内社で祭神は垂仁天皇の皇子、大中津日子命で古事記の垂仁天皇の項に有り、明治5年10月村社に列格し大正12年郷社に昇格した。江南市で最も由緒正しい神社の1つである。お天道さんの名で人々に親しまれている。

全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年




稲木神社

稲木神社(通称お天道さん)
祭神は天照大神大中津日子命(垂仁天皇の皇子)社格は旧郷社で江南市で最も由緒正しい神社であり此地は和名抄に丹羽郡稲木「伊奈木」とあって古き当郡の地名なれば延喜式神名帳には丹羽郡稲木神社と在り古書に天道の宮と記され今より一千数百年前の大古時代の古社であることほ明らかである。
古来より皇室の御尊敬が深く中世に至っては尾張藩の信仰が深かった、尚当社は丹羽郡稲木の庄五十三ヶ村の総社であった。
明治3年9月犬山藩庁に於いて式内稲木神社に確定せられ明治44年12月幣帛供進指定社となり大正12年2月郷社に列せられた名社である。

社頭掲示板



稻木神社

稻木は以奈木と訓ベし、和名鈔、(郷名部)稻木、(假字上の如し)○祭神大中津日子命、(考証)○稻置庄寄木村に在す、俗天道と称す、(集説)○古事記、(垂仁段)大中津日子命者、稻木之別、尾張国之三野別等祖也、
神位
国内神名帳云、從三位稻置天神、

神社覈録



尾張国INDEXへ        TOPページへ


学校情報