大毛の集落の北端に鎮座する。 和名抄によると、葉栗郡には「大毛郷」があつた、この地名より起こった神社であろう。 近世には、六社明神・六所明神あるいは「ひながたの宮」と称されていた。 「ひながたの宮」と称されていたのは、景行天皇の皇女五百木入姫命(五百城入姫皇女)ゆかりの人形が祀られていたからという。 大毛神社の古跡として、『葉菓史誌』は庵入塚・天子塚・景行天皇墓の三つをあげている。 |
大毛神社由緒 昌泰2年(899)の創建で古事記によれば祭神大御食津姫命は伊弉諾・伊弉冉二柱尊の所生神にして五穀の神なりとあり延喜式神名帳(927年頃)に葉栗郡大毛神社本国帳に従三位大毛天神と記されている式内の古社であります。 古くより景行天皇の皇女五百木入姫命(庵入姫)ゆかりの人形よりひながたの宮と称えられ、また霊験あらたかな神として六所明神と称えられたと言われております。 明治五年式内村社大毛神社と定められ、明治40年10月26日幣饌料供進社に指定されています。 大正14年4月16日郷社に昇格し式内郷社大毛神社となりました。 社頭掲示板 |
大毛神社 大毛は於保氣と訓べし、和名鈔、(郷名部)大毛、○祭神詳ならず〇門間庄大毛村に在す、(集説、府志) 神位 国内神名帳云、從三位大毛天神、(一本作大笥) 神社覈録 |