貴船神明社
きぶねしんめいしゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】千野神社 尾張国 中島郡鎮座

   【現社名】貴船神明社
   【住所】愛知県一宮市奥町字貴船8
       北緯35度19分41秒,東経136度45分34秒
   【祭神】闇おかみ神 (合祀)天照大神 市杵嶋姫命 天穗日命 倉稻魂命
   【例祭】4月10日 例祭
   【社格】
   【由緒】由緒不詳
       治暦(1065−68)以前の鎮座と伝

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿
       拝殿

   【境内社】金刀比羅社・秋葉社・稲荷神社・彰徳社

当社を千野神社に比定する説もある。
境内に[奥村伊予守永福出生之地碑][梶川高盛公宅の址碑]がある。
加賀前田家の重臣であった奥村永福が生まれた場所とされている。
梶川高盛は織田信長に従い、足利義昭が籠もる槙島城攻めに加わる。その際、宇治川で先陣を果たし、信長から馬を下賜されたという。


織部型燈籠

一宮市指定文化財
工芸 織部型燈籠 一基
貴船神明社蔵
昭和54年2月8日指定
これは、昭和23年に有松町の服部幸平邸より、書院、庭石とともに移されたものである。同社境内の茶庭に建ち趣きをそえていた。花崗岩製で、石の表而は風化のためかなり荒れているが、各部よく整った完成品である。
竿は埋込み式で基郡の左右が各5cm張り出す。上半に円形を造り出し、その面に持殊な記号■を刻す。下半にはくぼみを彫り、地蔵風な像容を浮彫りする、いわゆる織部型燈籠の典型的遺品である。
円形部は低平で、記号は通常とは逆の中台の隅に加工されている。火袋内部の構造、笠の刻線紋、宝珠の形式など、織部型としで形式化、画一化される以前の破格が顕著であり、織部型が茶人の数寄と作意に基づく寄せ集め燈籠から発する、その間の事情をよく表わすものと言えよう。
形式が定まり、普遍化する以前の古様を思わせるものである。
また、像容・記号の彫りや石肌の風化具合等から、制作年代は桃山時代中期まで遡りうる。
総高123cm。
一宮市教育委員会

社頭掲示板






尾張国INDEXへ        TOPページへ


学校名簿