なごやきしめん亭一宮工場西に鎮座する。 古来社殿はなく、巨岩を神体としている。 玉垣内の神体は「長約6尺巾約4尺、色漆黒で旭に映ずれば金色の光輝を放つ。又この地より東一町許り距てて畑中に約六尺四面の同岩があり、本宮のものを胴体岩と称するに対し、これを尾岩とも言う」と記されている。 拝殿の背後に玉垣の中に巨石がある。また、更にその背後に「奥宮」と称する社があり、拝殿がありその背後の玉垣の中にやや小振りな石が祀られている。 津田正生の『尾張国地名考』では当社を大野神社に比定している。 吉田正直の『尾濃葉栗見聞集』では当社を石作神社 尾張国 葉栗郡鎮座に比定している。 |
由緒 1鎮座地、黒岩字石刀塚271番地の1 1境内、464坪「寺社志」に天王一社、社内7畝歩前々除とある。 1祭神、八倉比売神 1由緒、延喜神名式に中島郡石刀神社。尾張国神名帳に従三位石刀天神ともある旧社で古来社はなく、天然に躓踞する巨岩を以って神体とし、古代人の信仰を其の侭現在に伝えている。玉垣内の神体は長約6尺巾約4尺、色漆黒で旭に映ずれば金色の光輝を放つ。又この地より東1町許り距てて畑中に約6尺4面の同岩があり、本宮のものを胴体岩と称するに対し、これを尾岩とも言う。 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
石刀神社 石刀は伊波止と訓べし○祭神詳ならず○門間庄無岩村に在す、(集説、府志、)今天王と称す、今葉栗郡に属す、 考証云、今在石刀村、連胤按るに、張州府志中島葉栗の両郡に此村名見えず、然ていはく、今按、葉栗郡黒岩村天王、以黒石為神躰不建祠、林中草樹採之為崇、村民怖不敢伐、甚怪石也、恐即是也、〇考証、集説共に、石門別神とするものは、例の推当なるべし、 神位 國内神名帳云、中島郡從三位石門天神、 神社覈録 |