標高300mの大俵・板倉の二山を背にして石田川に臨んでいる。 もとは熊野山の北部俵山の南麓字南谷に鎮座していたが、集落が今の藺生の地に移るに従って本社も遷座した。 |
熊野神社 創立年月日不詳。 熊野神社村社今津町大字藺生に鎭座す。同大字の氏神なり。祭神熊野久須毘命。式内なり。四百余年前まで熊野山の北部俵山の南麓字南谷に鎭座せり。熊野の名は本社に起ると言ふ。其の地に西野村民あつて奉祀したりしが、今の藺生の地に移り住みし時、同時に本社をも遷座し奉りしものなりと云ふ。 宝永元年社殿を再建す 神社明細書 |
熊野神社 往古社地村落共に南方俵山の南麓西野村字宮谷の熊野権現垂跡の地にあった。永正の頃今の藺生に遷座した。旧村社で、式内社熊野神社であると称されるが、現在は論社となっている。 滋賀県神社庁 |
熊野神社 熊野は久麻乃と訓べし○祭神在所等詳ならず(光陶云、藺生村なるべし、然れども、弘川の末社石筋村にも有)姓氏録、(山城國神別)熊野蓮、饒速日命孫味饒田命之後也、 神社覈録 |