路傍のごく小さい社。式社であると表示している。 当社は今でも藤の宮と呼ばれており、佐味神社を名乗ったのは明治5年である。 祭神の豊城入彦命は近江国人志賀忌寸の祖にあたり、佐味朝臣が祀ったとされる。境内周辺に佐味田、佐味屋敷と言う地名が残っているが、佐味氏が居住した記録は見あたらない。『近江伊香郡志』によると「創建は光仁天皇宝亀年中(770〜781)、佐味朝臣が垂仁天皇の皇子の豊城入彦命を祀る。」と書いてある。 |
佐味神社 社伝によれば柏原卿開創の大神佐味氏の一族が其の祖先を祀ったものと伝える。境内内に近接した田地を佐味田又は佐味屋敷と称し、往昔は当初の社地であったという。鎮座地に数百年を経た老杉聳立ち、それに又年古りの藤のからみ繁るありて神木と崇め1つに藤の宮とも称へている。延喜式内社である。(式内未定) 滋賀県神社庁 |