社号はもと郷名によつて揖取神社と称し、後世に香取と書くようになつた。 もと西淺井町大字余村字池見に鎭座していたが、延暦8年の大洪水で現在地に移つた。 もとは香取五社大明神等と称されていたが、明治2年塩津神社と改称され、さらに明治5年に香取神社と改称した。 |
香取神社 創立延暦8年と伝う。第10代崇神天皇の御宇当浅井郡楫取郷余村字池見に社殿を創建し、海北神と称し湖上の船舶及び土地守護の神とした。往昔は附近の村落18村の奉斎する処湖辺の浦々から水上無難の祈禰祭祀を納めた。延暦8年大洪水のため余村池見の社殿漂流し中村の田の中の現在地に止まり一大森林に変化した。依って当社を大森という。郷名を楫取神社、或は、香取神社又は香取五社大明神と称した。明治2年社名を塩津神社と決定あり、明治5年、香取神社と改称、明治9年村社に列格。昭和29年台風により拝殿全壊、30年拝殿を新築。昭和36年台風のため境内木倒木折損し通称大森の姿を一変した。式内塩津神社未定社とされる。 滋賀県神社庁 |