かわけたみかべじんじゃ
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垂仁天皇の御代に定められた鳥取部が、本郡に居住し、その氏の神として、祖とする角凝魂または三世の孫の大湯河桁命を祀つた神社と思われる。 川桁神社は論社が６社と多い。 |
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河桁御河辺神社 祭神 瀬織津姫命・天湯河桁神・稲倉魂神 当社の創設は古く、人皇二十九代宣化天皇４年に神崎の郡司玉祖宿根磯戸彦連が神勅により、五穀豊穣万民長楽の神として勧請せられた。中古より三河辺大明神と称えられ淳和天皇の天長２年には、弘法大師が当社に参詣され十七日間参籠されたと伝えられています。延喜２年に当社を神名帳に加えられ、川桁神社として官幣を賜り、神領を封下されました。当社は愛知川の水上にて此の川の北東の源は即ち君が畑にて惟高親王の宮居がありこの辺を総じて御園と称し、川の名を御川という。其の御川の辺にまします御社にて御川辺神社と称し、御園地域の総社として称えられ明治１６年に現在の社名となりました。 社殿は建武年間と応仁・文明の兵乱で焼失、さらに天正１０年の兵乱にも会い、破壊と復興を繰り返し、現存する本殿は慶長１５年(１６１０)造営のものです。この本殿の前には国の重要文化財に指定された鎌倉時代建立の六角石灯籠があります。 火袋に次の銘文がある。 十八日建立之 延慶二二年辛亥卯月 願主 沙門僧聖円 社頭掲示板 |
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六角石灯籠 国指定重要文化財 六角石灯籠 昭和３７年２月２日指定 河桁御河辺神社蔵 高さ約２．２ｍの花崗岩製の六角形石灯籠です。基礎にはのびやかな単弁反花が彫られ、側面には獅子・孔雀・宝瓶三菱蓮を配置しています。竿は三節とも連珠紋で、とくに中節には四方の中心がわかるように十字の形に珠が彫られています。笠は蕨手の巻き込みの中を貫通して本当の蕨手にし、宝珠には火焔を意味する線を彫りだしています。つりあいのよい、すっきりした鎌倉時代の名作です。火袋には次の銘文が刻まれています。 十八日建立之 延慶二二年辛亥卯月 願主 沙門僧聖円 昭和５３年３月 八日市市教育委員会 社頭掲示板 |
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六角石灯籠 本殿玉垣右手にある花崗岩製の石灯籠である。六角形で、総高2.3m。火袋破損のため補強の枠が入っている以外は宝珠に至るまで完存している。基礎の単弁反花は伸びやかで、側面には獅子、孔雀、宝瓶三茎蓮（ほうびんさんけいれん）を配置する。竿は三節とも蓮珠文で、特に中節では四方の中心を示すために十字式に珠を配置し、その彫出しは鮮明である。笠の蕨手（わらびで）の中は貫通し、宝珠には火焔（かえん）を表す線を作り出しており、独創的な造形である。火袋に延慶4年(1311)の銘あり。 国指定重要文化財 拝観見学できます 時代 鎌倉 問い合わせ先 八日市市教育委員会 0748-24-5672 http://www.bcap.co.jp/yokaichi-kanko/bunkazai/34.html |
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河桁御河邊神社 社蔵文書によれば、宣化天皇４年、当地の名族玉祖宿称磯戸彦連が勧請し、桓武天皇延暦３年２月初午日の神祭が、今日の例祭日となっている。天長２年には弘法大師が、十七日間仁王盤若経を続誦された。延喜式の神名帳の川桁神社が当社と言われているは定かでないが、この時代から神田村を神領としたと伝えている。惟喬親王の御子小椋兼賢王の崇敬厚く、社殿を造築をされたが承安３年に兵火の為焼失した。建暦２年に神殿、拝殿、神楽殿、楼門、鐘楼等が再建されたが、これも建武の年の兵乱で悉く焼失し、今の社殿は慶長１５年に、田中河内守吉久によって再建され、棟札に「江州神崎郡柿御園三河辺正一位大明神」とあり、早くから柿御園の産土神として崇敬された。 社名については、「輿地志略」に御川辺の御名は、愛知川の源、君ヶ畑に惟喬親王の宮居があったから、川の名は御川といい、川の辺に鎮座の故に御川辺大明神と元慶年の再建の時に号したと記されている。古くは柿御園十八ヶ村の崇敬を受け、中世以降は旧御園村全域の崇敬を集め、三川辺大明神と称したが、明治初年に今の社名となった。 明治１４年郷社に列し、大正４年神饌幣帛料供進指定となる。 滋賀県神社庁 |
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郷社 河桁御河邊神社 祭神 瀬織津姫神 天湯河桁神 倉稻魂神 一説祭神大己責命なりといふ（與地志略)、社記によれば、宣化天皇４年２月庚午、神崎郡司玉祖宿禰磯戸彦連といふもの、神勅によりて、神崎川邊に社を建て、祀りしに始まるといふ、淳和天皇天長２年弘法大師の参籠あり、清和天皇の朝皇兄惟喬親王数々参向し給ひ、且つ社殿の修営ありきと、醍醐天皇延喜の制小社に列せられし川桁神社は即ち当社にして、神田封戸を附せられきといふ、今の神田村之なり、降つて高倉院の承安３年兵災に罹り、順穂天皇建暦２年に至りて再建あり。後醍醐天皇建武年中回縁の災に罹り、珍宝秘書悉く焼失す、後亀山天皇天授６年修覆の事ありしが、正親町天皇天正中兵火にかゝりしを以て、後陽成天皇慶長１５年社殿の再建あり、之れ今の社殿なり、明治９年１０月村社に定まり、１４年郷社に列す、境内１７２９坪(官有地第一種)、社殿は本殿、拝殿其他社務所、井戸屋形等の建物を備へたり、因に記す、名細帳は当社を以て廷喜式の川桁神社なりとすれども、川桁神社に就てば諸説区々として一定せず、與地志略は犬上郡川潮荘川瀬村に在りといひ、神紙志料は当郡萱尾村に在りといへり、猶考ふべし、與地志略当社を説いて曰く「御川邊の御名は、土俗空也上人の首流れ止る所ゆゑ、御首と号し。神に祭るといへるは、例の荒唐僻説なり、此の神社の邊愛知川の水上にして、和南川の邊なり、此の川の北東の源は則君が畑なり、惟喬親王御住居ありしゆゑ、此の邊すべて御園と號す、依つて川の名も御川といふ、その川の邊なる社なれば御川邊神社と號す」と 明治神社誌料 |
