川沿い、平地の神社。「式内社調査報告」には記載もない。 社伝によれば崇神天皇68年に神降があり、垂仁天皇2年に宇加之彦の子である吉彦命と吉姫命を谷黒の御前に祀ったことが創祀と伝わる。 |
上葦穂神社由書略記 上葦穂神社由書略記 甲西町大字柑子袋字東浦鎮座 1.祭神 伊邪那岐尊 国常立尊 摂社 若宮八幡宮・八幡宮・天満宮 当社は、白雉元年庚戌2月天下神瑞多かりしが中に阿星嶽正天より当社の西北方宮山御幡塚に御降臨なり。 天智天皇3庚午年4月20日御幡塚より勅語して社殿を創建し産土神と尊め奉る。 社頭掲示板 |
上葦穂神社 孝徳天皇の白雉元年2月に阿星嶽より五色の御旗が降り祀られたのが創祀と伝えられている。社記によると次の様に記されている。「阿星嶽に正天より五色の御幡降り貴翁忽然として顕れ給う。諸人これを拝し奇異の思をなす所に告げて白く。汝少しも疑ふことなかれ朕は伊邪那岐大神なりと。其の詔終らざるに忽一朶の雲降りければ之に乗りて昇天したまう」とある。この御幡の降った地を御幡塚として現在も聖地とされている。その後社殿を設けて祀られ、旧社号を白雉神社と称していた。明治44年に上葦穂神社と改称。本殿は元禄8年正月18日に再建されている。旧社格村社 滋賀県神社庁 |