真言宗岩倉寺の後方10mに位置し、岩倉寺の鎭守社的様相を呈している。 往古は神官、社僧多く居て、別当を岩倉寺と称し、観音を本地仏としていた。 |
岩倉寺の由来 白雉二年(651)の開基で、本尊は千手観世音菩薩である。 その昔、千手観世音は、輪島市光浦町の漁師新左衛門によって日本海から発見されたとされている。漁に出た新左衛門が海中に黄金の光を放つ木の株を見つけ、あらたかな仏様の夢のお告げで岩倉山に安置したという。 岩倉山は山そのものが信仰の対象であり、特に沖を航行する船舶や漁師の信心が極めて厚く、年間通じて参詣者が絶えない。 岩倉山には、輪島市指定文化財の五重の石塔、密教法具、古文書、書籍、黒漆塗陰刻棟札等の貴重な多くの文化財がある。 また、観音霊場「北陸16番、能登32番」札所巡りでも知られている。 社頭掲示板 |
石倉比古神社 延喜式内神社で、能登国鳳至郡式内9座の一つ。明治5年9月郷社に列格。天弘年中黒峰城主、神領70斛を寄せ、往古より旧下町野郷18ヶ村の総社として尊崇された。 石川県神社庁 |