稲荷神社
いなりじんじゃ 所在地 社名

















   【延喜式神名帳】冠嶺神社 陸奥国 生方郡鎮座

   【現社名】稲荷神社
   【住所】福島県南相馬市小高区蛯沢字広畑206
       北緯37度32分23秒,東経141度1分14秒
   【祭神】倉稻魂命
   【例祭】10月9日 例大祭
   【社格】旧県社
   【由緒】由緒不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿
       拝殿

   【境内社】天照皇大神宮内宮・天照皇大神宮外宮・八坂神社・甲子大國社・小牛田神社

もとは原町区石神字大原にあり、冠嶺明神と呼ばれていたという。建武年間(1334〜37)、戦火を逃れて原町区より小高区蛯沢へ移り、その後、双葉郡川内村、楢葉町などを経て、再び蛯沢に戻ったと伝えられている。


蛯澤稲荷神社

蛯澤稲荷神社(小高区蛯沢字広畑206)
 蛯澤稲荷神社は、古くは相馬昌胤をはじめ代々の相馬中村藩主から厚く信仰されていた神社である。来歴は明らかではないが、もとは原町区石神字大原にあり、冠嶺明神と呼ばれていたという。建武年間(1334〜37)、戦火を逃れて原町区より小高区蛯沢へ移り、その後、双葉郡川内村、楢葉町などを経て、再び蛯沢に戻ったと伝えられている。
 当社に祭られている倉稲魂神は、五穀をはじめ農牧・漁業・養蚕などあらゆる産業の守護神である。当社は特に漁業関係の参拝者が多く、大小のイカリや和船の模型2隻(江戸時代の大型荷船、明治時代の鰹船)など漁業に関する奉納物も多い。
 また、明治7(1874)年、大漁祈願として絵馬「地引大漁図」が奉納された。これは、地引網漁や魚の取引の様子など浦尻の浜と思われる漁村が細やかに描かれており、当時の漁民の生活を知る貴重な資料として、平成8(1996)年、2隻の「和船模型」とともに福島県の重要有形民俗文化財に指定されている。
 当社の代表的な祭りは、旧暦2月初午に行われる初午祭である。この祭りは、「ござれ 初午えびさわ稲荷 帰り土産に風車」と歌われるように、参拝者は縁起物とされる風車を持ち帰り、苗代や神棚に飾って開運などを願っている。
南相馬市教育委員会
平成17年3月設置

社頭掲示板



大漁図及び和船模型

蛯沢稲荷神社奉納絵馬地引大漁図及び和船模型
県指定重要有形民俗文化財
 蛯沢稲荷神社は、古くは代々の藩主から大事にされており、今でも漁民信仰を集める神社として知られています。明治7年に奉納されたこの大漁図は、地引網漁の様子や魚の取引の様子など浦尻の浜と思われる漁村が細やかに描かれています。
 また、他に和船の模型が二隻納められています。一隻は江戸時代に作られたもので、機械船が登場する前の大型荷船の模型、もう一つは明治時代のもので、手こぎの鰹船の模型です。
 今では知ることの難しい昔の船造りの技術や、船の構造を知ることができる貴重な資料といえるでしょう。

社頭掲示板




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