大麻止乃豆乃天神社
おおまとのずのてんじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】大麻止乃豆乃天神社 武蔵国 多摩郡鎮座

   【現社名】大麻止乃豆乃天神社
   【住所】東京都稲城市大丸847
       北緯35度38分46秒,東経139度29分31秒
   【祭神】櫛眞知命
       『風土記稿』神体もなく祭神も詳ならず

   【例祭】10月3日 例大祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】勧請年月を詳にしない
       明治6年11月郷社

   【関係氏族】
   【鎮座地】もと瓦谷戸の「明神バケ」というところに鎮座
        移転の時期不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「丸宮明神」と称していた
   【社殿】本殿流造
       拝殿・水舎

   【境内社】稲荷神社・津島神社

通称天神山(標高70m)の中腹に鎮座する。北に多摩川の流れを臨む景勝地である。
社名の大麻止乃豆は大真門の津ということで、多摩川の渡津の意味であり、村名の大丸(おおまる)は大麻止(おおまと)が訛つたものであるという。
もと瓦谷戸の「明神バケ」というところに鎮座していたが、村民一同で現地へ担いできたという伝承がある。
江戸期には「丸宮明神社」と称していた。明治維新後に神仏分離令が出されたときに従来から延喜式内社候補とされていたため大麻止乃豆乃天神社と改称。


大麻止乃豆乃天神社

延喜式神名帳所載の武蔵国多摩郡大麻止乃豆乃天神社とある祭神は、櫛真知命であり、境内には津島神社、白山神社、神明神社、稲荷神社、秋葉神社を祀っている。
祭礼は、天王様祭礼が7月中旬、風祭が9月1日、秋の祭礼が10月初旬に行われる。江戸期の資料には「丸宮社」という記載がみえる。

社頭掲示板



(大丸村)丸宮社

小名東方にあり。円照寺の持にて、社地はかの寺境内の南の山上なり。石階十二級を登りて、半腹に石の鳥居をたつ。又五十九級を登りて社前に至る。社には二間半に三間半の覆屋を設く。神体もなく祭神も詳ならず。ただ丸宮明神と号するのみ。或は云、丸をまどかと訓す。下略するときはまとなり。これ「神名帳」に載る八座の内、大麻止乃豆天神を略して麻止乃宮と称するなるべしと。されど今郡中御嶽山の内に、大麻止乃豆天神社ありて、祭神までも詳につたへたれば、当社を式内の社なりといふは、信ずべからざるにや。
末社。秋葉社。本社の右の方二十間ばかりへだててあり。石にて造れる小社なり。

新編武蔵風土記稿



大麻止乃豆乃天神社

延喜式神名帳所載の武歳国多摩郡大麻止乃豆乃天神社とある祭神は、櫛真知命であり、境内には。津島神社、白山神社、神明神社、稲荷神社、秋葉神社を祀っている。
祭礼は、天王様祭礼が7月中旬 風祭りが9月1日'、秋の祭礼が10月初旬に行われる、江戸期の資料には、「丸宮社」という記載が見える。

社頭掲示板



大麻止乃豆乃天神社

大は於保と訓べし、麻止乃豆乃は假字也、○祭神日本武尊、大己貴命、少彦名命、(地名記)○御嶽山に在す、(同上)例祭月日、○惣國風土記七十七残欠云、大麻止乃智天神、圭田六十七束六毛田、所祭大己貴命、安閉天皇乙卯年始翼官社、花時以花祭之、新稻之時以新稻祭之、
連胤按るに、大和國十市郡天香山坐櫛真命神社、元名大麻止乃知神とある同名なれば、櫛真命を祀れるにはあらざるか、猶考ふべし、
社領

神社覈録



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