大津の社名は津を司るからで、この地区が湖沼時代に津港であったとされる。 伝わっている由緒等少なく不明な社である。 祭神の1説にある津速産霊神は続日本後紀承和10年(843)正月27日の條に、「中臣氏祖津速魂命」と見えるが、当社と中臣氏の関係は不詳 |
大津神社の由緒 当神社は延喜式神名帳にのせられている古社にして御祭神は大歳神の御子大土神(土之御祖神)で字宮森に鎮座するとあります。創建の年月は詳でないが伝説によれば天児屋根命(枚岡神社の御祭神)の乳母津速比売といわれています。 社名よりして古代当地は湖沼時代に沿岸地域での港津として重要な交通上の拠点として発展してきた地と推察されます。 平安時代から室町時代の中世にかけての集落が営まれた水走遺跡と合わせ土豪水走氏が河内の一つの拠点として拓き発展したものと考えられる。 社頭石碑 |
大津神社二座 大津は於保都と訓べし○祭神詳ならず○旧水走村に在す、(河内志、同名所図会)、○当國丹比郡にも同社あり 神社覈録 |