集落の奥の山腹に鎮座する。 この地は字白坂ということから、ここが白坂大明神の旧社地であるとする設あるが、現在の二宮神社では式内社を称していない。 杵築神社と春日神社を合わせた神社で、フタミヤと訓するのがいいとされている。 杵築神社は庚平年中(1058年から)石川郡水分明神から勧請とされている。 「安堂部落は杵築神社春日神社の二社ありて各氏子を異にし両氏子互いに反目し物議絶えず、遂に村政にも波及するを憂ひ双方の有志奔走の結果 大正13年10月31日双方の土地財産を合併し一社を建設し 右の両社を合祀するに一致調印を為たり 従て前二社は廃社に帰したり」とある。 境内北側に杵築神社、南側に春日神社の跡の石碑が建っている。 社名は「ニノミヤ」ではなく「フタミヤ」と称する。 |
二宮神社 創立 大正13年(1924)3月10日願 大正13年3月21日許可 元来、安堂部落は、杵築神社・春日神社の二社ありて、各氏子を異にし、同氏子互いに反目し常に物議絶えず、 遂に村政に波及するを憂い、双方の有志奔走盡力の結果、大正3年(1914)10月31日、双方の土地財産を合併し一社を建設し、 両社を合祀するに一致、調印を為せり。 従って、前の二社は廃社に帰したり 堅下村誌 |