この地は白山比盗_社の神領で、御供米を調進していたことから御供田村と称した。そのため神田神社とされたのではないか。 加賀国には石川郡と加賀郡に式内神田神社があるが当社はそのいずれもの論社である。 |
神田神社 神田神社の記 鎮座地 金沢市神田1−15−20 祭神 饒速日命 菊理姫命 祭日 春祭4月20日より2日間 秋祭9月20日より3日間 由緒 当社は往古より神田町の産土神として奉斉せられ神威矍鑠として神徳いや高く名社として聞こえている。祭神はもと饒速日命一柱であったが明治40年3月同■内の白山神社を合祀して二柱となった。当町の古名御供田は古くから白山比盗_社の神領で御供米を調進したので神田村といったが後御供田村と称した。当地に白山神が勧請せられていたのもそのためである。延喜式神名帳加賀国石川郡神田神社については諸説があるが内務省所蔵の特選神名牒を初め学者の多くは当社を式内のそれにあてている。明治15年6月村社に列せられ明治39年12月神饌幣帛料供進神社に指定せられたが太平洋戦争後神道指令により社格等は廃止せられたしかし氏子崇敬者の敬神の念はいよいよ篤く今般社殿を改築してここに面目を一新し本年6月16日遷座祭20日慶賀祭を斉行した論語にいわく神を祭るには神いますが如くすとむべなるかな。 昭和44年10月 尾山神社宮司 鏑木勢岐撰書 社頭石碑 |
神田神社 当社はもと饒速日命一柱であったが明治40年同字内の白山社を合祀して二座となる、その白山社こそ主祭神にして古くは白山比盗_社の神領で御供米を調達したので神田村と言う。所謂白山御供田として神田神社たるには名実共に合致し、また由緒ある神社というべく式内の神社で明治15年村社に列し後幣帛料供進神社となる。 石川県神社庁 |