布須神社
ふすじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】布須神社 出雲国 大原郡鎮座

   【現社名】布須神社
   【住所】島根県雲南市加茂町延野251
       北緯35度21分4秒、東経132度53分9秒
   【祭神】須佐之男命 稻田姫命 大山咋命 玉依姫命 別雷命
   【例祭】10月10日 例大祭
   【社格】
   【由緒】天平5年(733)2月30日「布須社」『出雲国風土記』
       元禄13年(1700)10月「布須大明神社」と称
       大正11年3月4日「布須神社」と改称

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「布須宮大明神」と称していた
   【社殿】本殿大社造銅板葺
       幣殿・拝殿・神饌所・社務所

   【境内社】月表神社・荒神社

当社は須佐之男命の神蹟で、その創立は神代に属する。出雲風土記に在神祇官社の布須社、延喜式に布須神社とある社である。須盞鳴尊八岐大蛇を退治なされた後、宮居の地を諸方に求められるに当り、斐伊川の辺り此の延野の里の池で大蛇を斬り給う剣を洗い給いし境内に「布須池」と称する池があった。古来神事以外にこの水は用いないことにされた神聖な池であつた。中古当社に火災があつた時、社宝をこの池に投入して災厄を冤れたとの古伝があつたため、大正7年10月この池を俊喋したところ、鎌倉様式の銅鏡一面、直刀の破片、金銅の鞘が出現して、今に社藏されている。
この池は昭和39年の豪雨に埋没した。


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