出雲国風土記の「阿須理社」に相当する。 現在の池ノ内の一画は近世初期にはまさしく水を湛えた池であり、この阿世利池の西隅の小丘上(杓子山)に阿須利神社は鎭座していた。 貞享・元禄のころ、この地に高瀬川が開設され、岩樋が開かれて、池の溜り水が抜け、逆に大川から土砂が流入することとなつたた。元禄13年(1700)、社を南の尾根一つ隔てた三谷の山上に鎭座する三谷権現の境内に遷し、以後その境内末社とするに至つた。 明治23年神社整理のため廃社となった大津町の龍王社跡地に遷った。 |
阿須利神社 島根県出雲市大津町3668番地鎮座 御祭神 豊玉比古神、玉依比女神、豊玉比女神、大巳貴神を主祭神とし、誉田別命、気長足姫命、足仲彦命、加久突知命、和多津見神、事代主命、大年神を合祭しております。 例大祭 10月15日 由緒 奈良時代天平5年(733年)今から260年前「出雲風土記」に「阿須理社」という社名で上来原の池の内杓子山にあると記されており、次いで平安時代延長5年に作られた延喜式神名帳に阿須利神社の社名が登録されています。 昔海浜でありました大津湊の旧蹟でありました朝倉の浜に鎮座であり、御祭神が龍王社といい昔から神門郡中の祈願所とし旧藩の崇敬厚く、貞享4年11月御先尾剱先に移転、明治4年3月合祭誉田別命、足仲彦命、気長足姫命は旧大津村の八幡宮の社殿に合祀し、阿須利神社と改称、郷社に列せられる。明治23年社を今の地龍王山に移転、11月2日に遷座式を行った。 社頭掲示板 |