比布智神社
ひふちじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】比布智神社 出雲国 神門郡鎮座
          (合祀)神魂子角魂神社
          (旧地)比布智神社旧地【芦谷の滝】

   【現社名】比布智神社
   【住所】島根県出雲市下古志町1375
       北緯35度20分4秒、東経132度43分44秒
   【祭神】伊弉册尊 伊弉諾尊 (配祀)大日霊貴神
   【例祭】10月18日 例大祭
   【社格】旧県社
   【由緒】天平5年(733)2月30日「比布知社」『出雲国風土記』
       建久5年(1194)遷宮
       暦応元年(1338)造営
       大永3年(1523)造営
       寛永13年現在地に遷
       天保3年(1832)造営
       明治5年3月村社
       昭和5年県社

   【関係氏族】
   【鎮座地】当初保知石谷の奥の芦谷に鎮座
        鎌倉時代になつて谷の中央部大字芦渡字保知石に遷座
        寛永13年現在地に遷

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「保知石大明神」「比布知大明神」と称していた
   【社殿】本殿大社造柿葺
       幣殿・拜殿・神饌所・宝庫・祭器庫・社務所・隨神門

   【境内社】春日神社・靖国社

旧社地は保知石谷の奥の芦谷に鎮座していたと思われる。
鎌倉時代になつて谷の中央部大字芦渡字保知石に遷座した。
さらに寛永13年現在地に移つた。
比布智神社では、式内社「同社坐神魂子角魂神社」を合祀していると伝えている。


比布智神社

神社名 比布智神社
鎮座地 出雲市下古志町1374
祭神 伊弉冊尊
伊弉諾尊
大日霊貴神
末社 春日神社(合祀)王子神社
松尾神社 稲荷神社
大歳神社 田中神社
足所神社 梅宮神社
創建 当社の創立は、明らかではないが史籍に見えた最初は、天平5年(733年)出雲風土記にある。
社格 式内社 旧県社(昭和5年10月)
文化財 一、古志信綱寄進鎧
二、古志宗信寄進箭筒箱
三、古獅子頭一頭
四、古能面一個
五、松平伯爵寄進 寶山院筆 三十六歌仙
その他 古文書等々
祭事 歳旦祭 正月元旦 祈年祭 4月18日
夏越祭 6月晦日 例 祭 10月18日
献穀祭 12月吉日 大祓祭・除夜祭 12月31日

社頭掲示板



比布智神社

当社の創立は、明らかではないが天平5年(733年)『出雲国風土記』の古志郷に「比布智社」と「又比布智社」の記述がある。同じく古志郷に「伊邪那彌命(イザナミ)の時、日淵河を以って、池を築造り給ひき」とあって御祭神に神縁がある。
江戸初期には「保知石宮」「保知石大明神」「鍵取大明神」等と呼ばれ、保知石にあったが、寛永9年(1632年)から同13年にかけて現在の地に祀られた。現在の本殿は天保2年(1831年)に軸立の大社造りで造営された。
例祭としての御頭神事(本殿大床に昇殿して奉納)の初見は天保24年(1555年)の棟札にあり、現在も古式に則り神事が行われている。境内には春日神社・稲荷神社・梅宮神社・大歳・足所神社・田中神社が祀られている。
平成17年9月
神門クラブ

社頭掲示板



陰陽石

当社の御祭神伊弉冉尊 ( いざなみのみこと ) 伊弉諾尊 ( いざなぎのみこと ) は、国生みをされた偉大な神様である。
伊弉冉尊は、出雲国風土記では、「 伊弉冉尊の時、比淵河 ( ひかわふち ) を以って池を築造り給ひき 」と、古志の郷の条にしか出てこない。
陰陽石は、比布智神社の旧跡 「 日淵河 」 の天ヶ淵 ( あめがふち ) に鎮座。 もとは標石らしく、当神社陰陽二神の御神徳をあらわしたものである。
旱魃には、ここで雨乞いをするとたちまち雨が降り、霊験があったという。
扱いを丁寧にして、拝んで手を触れてお陰 ( パワー ) を戴いてください。
比布智神社

社頭掲示板



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