都我利神社
つがりじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】都我利神社 出雲国 出雲郡鎮座
   【延喜式神名帳】伊佐波神社 出雲国 出雲郡鎮座

          (合祀)伊佐波神社

   【現社名】都我利神社
   【住所】島根県出雲市東林木町672
       北緯35度24分25秒、東経132度47分6秒
   【祭神】味耜高彦根命
       (配祀)伊耶那岐命 伊耶那美命 速玉男命 事解男命 倉稻魂命 迦遇突命 菅原道真

   【例祭】11月3日 例祭
   【社格】旧村社
   【由緒】白雉2年4月の勧請(社伝)
       天平5年(733)2月30日「伊努社」「伊農社」『出雲国風土記』
       天和3年(1683)「八租父大明神」と称
       明治に式の社名に復した
       明治4年村社
       明治10年造営
       大正4年神撰幣帛料供進社指定

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「八王子大明神」と称していた
   【社殿】本殿大社造曽木葺
       拝殿・社務所・随神門

   【境内社】

風土記の伊努社四社、伊農社三社のうちの一社に相当する。
一説には味耜高彦根命と一緒に御祭神の持つ剣をお祀りしている。
中世以来八王子信仰が到来定着していた間にも、古来の都我利神社の名はなお忘れられていなかったと思われる。


都我利神社

八王子味耜高彦根神をまつる。西の方に的場あり。此所にて百手の的あり。ヒキメの神事を行うと言い伝えたれども、慶長の頃(1596〜)よりその事はたえて今はなし。
 当社の縁起なりと云い伝るを見るに、白雉3年(652)、此の社に勧請したり。八王子と称するは五男三女なり。或る書には都我利神社とあり。その神二坐味耜高彦根神と、彦根の神の持玉える剣を合祭ると云えり。剣は天稚彦の喪屋を斬り飛ばした剣で、我里または神戸の剣と云えり。天書に都我利という故に社の号となすなり。此の神神威有故に、大己貴命霊剣を援たもうといえり。郡郷山河原野に至るまで悉く平治し、春の耕し、夏の耘り(くさぎり)を教えたまう、故に味耜高彦根の神とは申すなり。伝にこの神は大己貴命の第八の御子なるが故に、八王子大明神と申奉るなり。

雲陽記



出雲国INDEXへ        TOPページへ



順悠社