社名は地名より起こったと見られる。 達磨山(981.9m)から戸田港に注ぐ戸田大川によつて、形成された扇状地の要に近い部分に、海(西)に向つて鎮座している。 江戸期より明治初は三島神社と称した。集落奥の谷間のにあり、大楠が多く遠目にもよくめだつ社である。 |
由緒 由緒掲示板 当社の創建は古く延喜式神名帳(972年)伊豆国那賀郡二十二座の内、部田神社にて伊豆国神階帳従四位上へだの明神に座すと云う。 古来西伊豆地方の総鎮守とし、近隣の尊崇厚く氏上社とし、農漁商工業の守護神、福の神とし、崇敬厚い。 境内には千数百年経た神木うっそうとし、南隣の妙法山蓮華寺は往古当社の別当なるべしと伝えられる。 天正20年(1592年)9月再建、明治6年8月郷社に列す。 境内 424坪 社殿 両部造 境内社 三社、日枝神社 熊野?樟日命 八衢神社-猿田比古命 八幡宮-應神天皇 相殿二社 大神宮-大日霊貴命 龍田神宮 級長戸邊命 級長津彦命 厩戸神社- 聖徳太子 忠魂社 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
大クス 沼津市指定有形文化財(天然記念物) 部田神社のコブ付大クス 指定 平成18年3月28日 クス @(北側) クスA(南側) 根廻 12.7m 11.3m 目通 6.7m 6.2m 樹高 34.5m 34.2m このコブ付き大クスは東・南・北の三方を達磨山系に囲まれた戸田の沖積平野のほぼ中央に位置する部田神社内にあります。 境内には他にもヒノキ・イヌマキ・エノキ・クスの巨木が自生しています。このうち数本のクスには数個のコブができています。 この2本の大クスのコブは市指定天然記念物の中でも珍しい大きさです。このコブができる原因は、植物ホルモンの分泌による説や衝撃を受けた後の回復跡などの説がありますが、現在解明されておりまぜん。 また、最も大きい北側のクスは御神木でもあり、樹勢は旺盛で枝もよく茂り姿の美しい巨木です。 平成20年 沼津市教育委員会 社頭掲示板 |
部多神社 部多は假字也○祭神詳ならず○戸田村に在す、今三嶋明神と称す、(国図志)例祭 類社 越前國坂井郡幣多神社 神位 國内神階記云、從四位上へたの明神、 神社覈録 |
郷社 部田神社 祭神 大國主命 式には部田を部多に作り、維新以前は三島神社とも称せり、創立年代詳ならずといへど、式内社にして、延喜の制小社に列せられ、神位は神階帳に、從四位上へだの明神と見えたり、明治6年8月郷社に列せらる。 社殿は本殿、幣殿、拝殿、其他庁屋を具ふ、天正20年9月の再建なりと、境内は424坪(官有地第一種)あり、村の中央にありて、社頭整然、一見式社たるを知らしむといふ。 明治神社志料 |