往古現在地より西奥、御熊野(おくまの)と称する地にあった。 竹村茂雄は『伊豆国式社考』で金村五百君和気命神社に比定している。 |
熊野神社 当神社は 一.祭神は不詳だが、素盞鳴神ではないかと思われる。往古に旧瓜生野村の各処に産土神として祭祀されていた神社を一社殿に合祀し、旧瓜生野村の総鎮守神として尊崇されてきた。 一.創建は不詳だが、棟札によれば稲荷神社は元禄16年(1703)と寛政11年(1799)に、また熊野権現の社は享保4年(1719)に修造される。なお、子神社は嘉永7年(1854)に再造される。 一.明治2年(1869)、竹の内の地にあった境内神社三社と旧瓜生野村の各地に鎮座し祭られていた境外神社四社を、辻の地に社地替えし合祀する。 熊野権現を熊野神社と改める。 一.明治6年(1893)、村社に加列される。 1.昭和5年の震災で社殿を損壊し再建したが、同6年山崩れにより再度被災し、同7年に現在地へ再度ち替えし遷座する。 一.祭事は、元旦祭、春期大祭、初午祭(2月)、龍爪神社祭(4月)、風祭(7月)、秋季大祭(10月)の年5回斉行される。 社頭掲示板 |
熊野神社 御祭神 不詳 由緒 御熊野に鎮座していたのを寛文7年(1667)現在地に遷座。 同年、木之宮神社、八幡神社、第六天神社、日枝神社、金山神社、山神社を合祀。 「熊野権現」を明治2年、「熊野神社」に改める。 大正13年、本殿、拝殿を新造。 社頭掲示板 |
熊野神社 熊坂区 一、祭神不詳 創建年月 不詳 一、社名 熊野神社権現を明治2年熊野神社と改める。 一、御熊野に鎮座していたものを、寛文7(1667)年現在地に遷座する。 一、寛文7(1667)年、木之宮神社、八幡神社、第六天社、日枝神社、金山神社、山神社を合祀する。 一、境内神社として、龍爪神社、津島神社、厳島神社の三社を奉斎してある。 一、大正13(1924)年、本殿及ひ拝殿を新造する。 拝殿正面の彫刻は拝殿の物をそのまま使用する。 一、2月1日の例祭日を明治19年に2月15日としたが、またもとの1日に戻した、昭和41(1966)年ごろ例祭日を2月11日に改め、現在に至っている。例祭日に御輿の渡御が行われているが、これは中断していたものを文化元(1804)年に再興したものてある、また文化10(1814)年には御輿が新造され、以来盛大に行われる言うになった。 しかし昭和33(1958)年の狩野川台風のため、再び中断していたが昭和45年再開し現在に至っている。 社頭掲示板 |