白浪之彌奈阿和命神社に比定する説がある。 慶長年代以前は「中村大明神」と称し、1679年(延宝7年)に「松尾大明神」、そして1873年(明治6年)に現在の「下多賀神社」へと改名された。 |
下多賀神社 下多賀神社由来記 祭神 伊弉諾尊、伊弉册尊、夫婦円満、縁結び、商売繁盛、五穀豊穣の神 例大祭 10月18日 19日 社殿 権現造 昭和41年改築 境内地 903坪(2,981u) 由緒 慶長年代以前は中村大明神と称し、延宝7年(1679年)松尾大明神、明治6年下多賀神社と改めた。 豆州志稿考証巻九上神社部に曰く「・・・として多賀村の総鎮守にして大祠なり。末社四十数社ありしを皆近村に移す。」 とあるとおり、近隣の崇敬を集めた由緒深い神社である。 古くから夫婦円満、縁結びの御神木といわれる「なぎ」の大木数本があり、その他樹齢数百年の樹々におおわれている。 特種神事 一、水浴せ踊り (国指定無形民俗文化財) いつ頃から始められたか記録も無く不明であるが、歴史は古くその昔の祭りの式の名残とも考えられているが、毎年1月2日社前において行われ、元服を迎えた若衆が、前年内に結婚した若者の前途を福し、踊り唄いながら彼らに浄られた海水を笹で振り掛ける行事である。 二、鹿島踊り (熱海市指定無形民俗文化財) もと常陸国鹿島神宮で起こったものて、「みろくおどり」と関係の深いものがあり、例大祭に境内、卸旅所にて氏子若衆達によって江戸時代より踊り継がれ奉納されていると伝えられている。 境内社 秋葉神社、天神社、庚申社、水神社、琴平社、疱瘡社 御神木 代表的な御神木として、枝下25m、幹廻り五人巻、樹齢推定千余年の松の大木ありしも、昭和13年10月21日の暴風雨(風速25m)により倒れる。 社紋 十六弁八重菊 宝物 一.青銅製鈴釧 二.青銅製経筒 三.神社記巻物 社頭掲示板 |
江戸城石垣石丁場跡 境内からは縄文土器や石器、経塚遺物が発見され、下多賀神社は古くから地域の中心であり、この土地の字名である「新釜」には築城石を管理する「石番」を置いていたと福岡藩の史料にあります、 境内の石灯籠や狛犬には「海上安全」などと刻まれており、有力な家が石を運ぶ船を有していたと考えられています。 「忠魂碑」の台座には海蝕をうけた矢穴痕があり、元は築城石であったと思われます。 また、石垣には堅い安山岩、階段などには上多賀の曽我浦で産出する青い凝灰岩が使われています。 熱海市教育委員会 社頭掲示板 |