独立した小さな丘の麓に鎮座する。 旧称 満後神社(まごじんじゃ) 文梨は父梨の誤記とし、父梨(父でない)から孫(満後)とする、これでは判じ物である。 広瀬神社(伊豆国田方郡鎮座)を当社に比定する説もある。 創建年月はさだかでない。もと満宮大明神といっていたが、明治三年誤って八幡神社と改めた。明治十八年十一月二十七日、満宮神社と改称した。古老の口碑に、本村の氏神は二ヶ所で、一座は森山の南麓一座は王地の森にあり、二座共に旧社也という。この王地の神社は昔より尊き社也と言い伝えられ、森山は水田の中に屹立する丘陵で巌石峨々樹木鬱蒼としている。「八雲御抄」に載るところの「田方ノ社」は即ち是也といい伝えられている。 |
満宮神社 1.神社名 満宮神社 1.鎮座地 田方郡函南町塚本413 1.御祭神 誉田別尊 1.例祭日 10月15日 1.由緒 創建年代不詳、古来満宮神社と称す。 明治3年より八幡神社と改むも同18年10月復満宮神社と称す。 明治初年頃の神苑は老松が何本も生え、神社は茅葺でした。老松は落雷、松くい虫で枯れ、昭和51年南西の一本が最後に枯れた。 大正10年氏子の寄付により社殿が瓦葺きに改築され昭和48年には屋根瓦の葺き替え工事を致し、是も氏子が瓦数枚ずつを寄付修復現在に至って居ります。 又、宵祭は毎年当番町で盛大に行われています。 社頭掲示板 |
田方の杜 俗に森山と呼ばれ、塚本での背後に孤立する海抜36mの丘陵面積は8107u古松森緑苔繁茂して千古奇絶の趣がある。古くは土器等を多数出土したという。 『八雲御抄』 夕されは千町の稲穂うちなびき 田方の杜に秋風ぞ吹く 竹村茂雄 社頭掲示板 |