加畑加茂神社
かばたかもじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】加毛神社 二座 伊豆国 賀茂郡鎮座

   【現社名】加畑加茂神社
   【住所】静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂19
       北緯34度38分51秒,東経138度52分31秒
   【祭神】八重事代主命
   【例祭】11月2日 例祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】大同年間(806−810)の創建
       延宝5年(1677)造営
       明治4年加畑明神社を加畑賀茂神社と改称。
       明治6年2月郷社
       大正6年2月7日神饌幣帛料供進社指定

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「加畠大明神」と称していた
   【社殿】本殿神明造板葺
       拝殿・幣殿・社務所

   【境内社】若宮神社・神戸神社・日ケ原来之宮神社・大浦宇佐八幡宮
        屋久氏神社・馬込山王神社・鷺之森神社・篠原田村神社・鳥石楠舩神社
        天馬駒聖天宮・王子稻荷神社・篠原姫宮


二座の一座にとされている。
青野川の北岸、国道136号線に沿った山の麓に鎮座する。
大同年間の創立と伝える。明治4年(1871)加畑明神社より改称した。明治初までは祭神別雷神、その後現神に変更。
他の一座を境内社の鷺之森神社とする説もある。
境内社鷺之森神社は所在不詳、本殿東脇に石祠が大小12並んでいるが、そのいづれが鷺之森神社であるか不明。


御神木の由来

樹種名 ビャクシン(イブキ)
樹高 8m 周囲6.3m
神社の創建は平安時代の始め、大同年間(806〜10)とも伝えられている。
この神社が建てられた頃から神木として生きつづけ樹齢は1200年ともいわれる。
根本はうつろになり、主幹部は枯死してしまったが残った樹枝はくねって伸びている。
あらためてビャクシンの生命力を強く感ずる。
町で一番古い木として、この町の歴史と共に歩んできた古木として大切にしていきたい。
平成10年4月吉日。
南伊豆町下賀茂区

社頭掲示板



加畑加茂神社

賀茂氏は出雲神族であるために、崇拝の対象を三輪山のような円錐形の小山にもとめたらしい。ここ伊豆・下田の三倉山の容姿が三輪山に酷似していることを考えると、この地に上陸した賀茂一族が、三倉山を拝してその神霊の依ります標的として、これに祈願をこめてまつりをおこなったことは当然といえよう。

大場 磐雄



加毛神社 二座

加毛は假字也、和名鈔、(郷名部)賀茂、○祭神詳ならず〇二座各々に在す、一座は賀茂郷下賀茂村賀茂磯に在す、今賀茂磯明神と称す、大山祇命を祭る、一座は社邊加畑に在す、今加畑明神と称す、(祀)例祭
國圖に、上賀茂下賀茂両村に在すとあり、
類社
山城國愛宕郡賀茂別雷神社の條見合すべし
神位
國内神階記云、從四位上賀茂の明神、

神社覈録



郷社 加畑賀茂神社

祭神 八重事代主命
別殿 王子神社(祭神不詳) 濱川神社(祭神不詳)
創立年代詳ならず、但伝へ云ふ、大同年間の創立なりと、廷喜の制小社に列せられ。神階は、神階帳に從四位上加茂の明神と見えたリ、式に加毛神社二座と見えたる一座なり、地名に依りて、一に加畑明神と称す、明治4年、今の號に改め、同6年12月郷社に列す。
社殿は本殿、拝殿、庁屋等を傭し、境内は753坪(官有地第一種)あり、
別殿二座祭神不詳、或は云く、御子神社ならんと。

明治神社誌料



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