二座の一座にとされている。 青野川の北岸、国道136号線に沿った山の麓に鎮座する。 大同年間の創立と伝える。明治4年(1871)加畑明神社より改称した。明治初までは祭神別雷神、その後現神に変更。 他の一座を境内社の鷺之森神社とする説もある。 境内社鷺之森神社は所在不詳、本殿東脇に石祠が大小12並んでいるが、そのいづれが鷺之森神社であるか不明。 |
御神木の由来 樹種名 ビャクシン(イブキ) 樹高 8m 周囲6.3m 神社の創建は平安時代の始め、大同年間(806〜10)とも伝えられている。 この神社が建てられた頃から神木として生きつづけ樹齢は1200年ともいわれる。 根本はうつろになり、主幹部は枯死してしまったが残った樹枝はくねって伸びている。 あらためてビャクシンの生命力を強く感ずる。 町で一番古い木として、この町の歴史と共に歩んできた古木として大切にしていきたい。 平成10年4月吉日。 南伊豆町下賀茂区 社頭掲示板 |
加畑加茂神社 賀茂氏は出雲神族であるために、崇拝の対象を三輪山のような円錐形の小山にもとめたらしい。ここ伊豆・下田の三倉山の容姿が三輪山に酷似していることを考えると、この地に上陸した賀茂一族が、三倉山を拝してその神霊の依ります標的として、これに祈願をこめてまつりをおこなったことは当然といえよう。 大場 磐雄 |
加毛神社 二座 加毛は假字也、和名鈔、(郷名部)賀茂、○祭神詳ならず〇二座各々に在す、一座は賀茂郷下賀茂村賀茂磯に在す、今賀茂磯明神と称す、大山祇命を祭る、一座は社邊加畑に在す、今加畑明神と称す、(祀)例祭 國圖に、上賀茂下賀茂両村に在すとあり、 類社 山城國愛宕郡賀茂別雷神社の條見合すべし 神位 國内神階記云、從四位上賀茂の明神、 神社覈録 |
郷社 加畑賀茂神社 祭神 八重事代主命 別殿 王子神社(祭神不詳) 濱川神社(祭神不詳) 創立年代詳ならず、但伝へ云ふ、大同年間の創立なりと、廷喜の制小社に列せられ。神階は、神階帳に從四位上加茂の明神と見えたリ、式に加毛神社二座と見えたる一座なり、地名に依りて、一に加畑明神と称す、明治4年、今の號に改め、同6年12月郷社に列す。 社殿は本殿、拝殿、庁屋等を傭し、境内は753坪(官有地第一種)あり、 別殿二座祭神不詳、或は云く、御子神社ならんと。 明治神社誌料 |