小さな縄地川が流入するその海岸口、崖と崖との間の幅約100mの砂浜海岸の南側の崖下に鎮座する。 津波などの危険にさらされること必至とみられる地である。 古く縄地なぎの森より、現社地へ遷祀したと伝える。 旧社地移転の理由等不詳。 現在の鎮座地は漂着神を奉齋する場、その狭い砂濱海岸南崖下の窟に対する信仰よりする社とみるべきか。ともかく通例の式内社所在地よりみれば異例の地である。(式内社調査報告) この海岸南崖下の窟は「乳の神様」として祀られている。 |
奈疑知命神社 奈疑知は假字也○祭神明か也○在所詳ならず 神社覈録 |